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柏シルバー大学院
第32期 生涯課程D組(
2019年度〜2022年度)の記録です。

2019年4月からの行事・講義のことなどをご紹介しています。
★2014年度〜2016年度研究課程3年間の記録はこちらです。
★2017年度〜2018年度生涯課程E組2年間の記録は、こちらです。

最近の行事・講義


【2023年】

2023年3月13日(月)〜14日(火)
[那須高原]
1泊班旅行


年度末の3月、班のメンバー7名(1名は残念ながら欠席)で1泊旅行へ行って来ました。
13日朝、松戸駅前でホテルのバスに乗り込み一路那須高原へ。昼食はホテルでゆっくり頂き、早速温泉を楽しみました。早めの夕食後は、お部屋での懇親会。女性陣が用意してくれた美味しいつまみを頂きながら遅くまで話が尽きませんでした。
翌14日は、快晴。ホテル企画のツアーで、白河だるま館へ。各人思い思いの絵付けに挑戦。
絵付け体験しただるま。
道の駅・東山道伊王野へ立ち寄りホテルへ戻り、午後松戸へ送って頂きました。
久し振りの温泉とゆったり座れる送迎バスでの旅行も良いものですね!


ホテルから眺める早朝の那須高原。
2連の大水車。
道の駅・東山道伊王野の大水車(直径12m+6m)。

2023年3月6日(月)
[於:東葛テクノプラザ 多目的ホール]
第17日目


<講義>
「財務省よもやま話」講師:豊岡俊彦氏
豊岡講師は、元財務省九州財務局長他を歴任されて4年前退官されたばかりですが、今回は、その経験談などをユーモアを交えて語って頂きました。
2001年に、奈良時代から1300年の間、存続した大蔵省が、財務省と金融庁に分割された。財務省の建物は旧大蔵省庁舎で、館内には、コンビニや地下に宿泊施設もある由。
財務省内のコンビニ店。
”ホテル オオクラ”に宿泊する人は、このコンビニのお弁当にお世話になっている由。
近い将来、デジタル通過(CBDC)が現金と併用される時代になるとの興味深いお話しも有りましたが、当方の理解が追いつきませんでした。

<クラス会>
学期末の午後は、クラス会が予定されていましたが、コロナ禍が続いていることから班毎の懇親会となりました。
クラス全員が揃ったクラス懇親会がしたいものです。





ワニの口の顎はもう外れているのでは?(グラフは財務省HPより)

2005年の世代会計。1943年以前に生まれた人のプラス5千万と将来世代の人のマイナス5千万との差は、実に1億円となっている。

2023年2月20日(月)
[於:東葛テクノプラザ 多目的ホール]
第16日目


<講義>
「食の東葛物語」講師:長江曜子氏
長江講師は、聖徳大学教授、同大学オープンアカデミー校長などでご活躍されていますが、今回は、松戸を中心に東葛地域に於ける食をテーマにお話し頂きました。
聖徳大学の学生寮での食育・食への取組みについての経験から、いろいろ考えさせられる事が多いようです。コロナ禍、高齢化による地域のお店が消えようとしている現状も。地域の事をもっと知って、楽しむことが健康な生活にも益すると。

「武士道と日本人」講師:鈴木哲氏
鈴木講師は、日本古代中世史がご専門の元日本大学教授ですが、今回は、現代にもその影響が残る武士道についてお話し頂きました。
殺戮に明け暮れた鎌倉・戦国時代までの武士道と、戦の無い平和な江戸時代の武士道は大きく異なる。鎌倉武士の「人追物:庭に生首を絶やさず置いておく」などは、非常にショッキングなお話しでした。また、明治以降の富国強兵策の一環として引き継がれ、そして敗戦後の経済復興の成功の基となった。現代に於いてもその名残を、何気ない日常の行動に垣間見る事ができるとのこと。吾身の行動を振り返って観る時、なるほど通じるものがあると納得させられました。

千葉県東葛飾地域

新渡戸稲造著「武士道 Bushido:The Soul of Japan」。

2023年2月6日(月)
[於:東葛テクノプラザ 多目的ホール]
第15日目


<講義>
「中国の内政と外交の最新動向」講師:朱建栄氏
朱講師は、東洋学園大学教授として中国事情に精通されていますが、今回も最新情報を解説頂きました。
・中国指導部は思いの外柔軟な思考をしており、時の政権安定に都合の良い基準を作っている。コロナ政策では、長い痛みより短い痛みを選ぶ。
歴代の指導者。
・「台湾有事」は沿岸5洲の経済事情を考えれば有り得ない。軍拡の為のプロバガンダか。など。

「季節の草花栽培」講師:金子黎二氏
金子講師は、元千葉県農業専門技術員として草花の栽培指導をされていますが、今回は庭作りのお話しを頂きました。
・日本の草花でも海外で品種改良され逆輸入されているものが結構多い。
・家畜糞尿肥料成分N・P・Kは、各々数%と控えめ。化成肥料には、各15%、20%などのものが出ているが多過ぎなので要注意。成分表はしっかり見て買うもの。
・既存の庭の場合、植えられている樹はそのままにして周りに背の低い日陰に強い草花を植えるのも良い。
・低温地域に生息する花は、日本の暖地では夏は越せない。などなど。




今後、丁氏の動向に注目したいと。


ブルーが印象的なデルフィニューム。播種温度が15℃〜20℃の為、秋まだ気温が高い時は、種を冷蔵庫で冷してから蒔くと良いと。

2023年1月30日(月)
[於:東葛テクノプラザ 多目的ホール]
第14日目


<講義>
「日本の世界遺産の旅」講師:廣瀬英彰氏
廣瀬講師は、スペースディレクターとして、長年ネイチャーガイドなどをされていますが、今回は国内の5ヶ所を案内頂きました。
遠隔地でなかなか訪れることが難しい各地の写真を多くを見せて頂きながら、名ガイドでご案内頂きました。
ご説明の中で、世界遺産は、保全しなければ意味がないことを各種保護管理の取組み事例の紹介を交えながらご説明頂きました。

熊への餌やり危険看板(カナダ)

「ここまで進んでいる医薬品の新情報」講師:上村直樹氏
上村講師は、東京理科大嘱託教授として、また薬剤師の教育に携われていますが、今回は、医薬品の現状について分かり易くご説明頂きました。
医薬品には、薬の名前と商品名があること、成分が一緒でも商品名が異なる薬が多数でている。
ジェネリック医薬品には、オーソライズドジェネリック(AG)と普通のものと2種類あるが、普通ジェネリックの方が、いろいろ品質改善され最新技術で作られているものが多そうです。
水なしで飲めるOD錠は、高齢者に向いているかも。
などなど、ためになる情報でした。



 
知床              白神山地
 
小笠原諸島          屋久島
奄美大島、徳之島、沖縄県北部、西表島


ジェネリック医薬品

2023年1月16日(月)
[於:東葛テクノプラザ 多目的ホール]
第13日目


<講義>
「漢文入門」講師:丹治喬山氏
丹治講師は、漢詩漢文がご専門の先生です。今回は、馴染の薄くなった漢文の入門編として、漢字にまつわる雑学的な事を中心に講義頂きました。
・陰陽五行説では、江東区には四神像がある。
・干支では、十干の 甲乙丙丁戊己庚辛壬癸(コウオツヘイテイボキコウシンジンキ) は、西暦の下一桁の数字 4567890123 に対応している。
・漢文を学べば、思想・志操・詩藻が養われると。

「百年人生を生きる」講師:星野哲氏
星野講師は、立教大学大学院兼任講師をされる傍ら、「集活ラボ」を主宰されていますが、今回は人生の最後を見据えた事柄について講義頂きました。
・遺言書の保管制度が2020年からできている。
・自分の人生を縦・横の繋がりから捉えなおす。
・遺贈寄付ということも選択肢の一つ。
・「人生会議」で本人の考え方を周りの人達に知っていただいていれば、万一の際、本人の意思が尊重できる。
など、我々に身近に迫った問題のテーマでした。




「木火土金水」 陰陽五行説の図解。


自筆証書遺言書保管制度。(法務局HPより)


【2022年】

2022年12月5日(月)
[於:東葛テクノプラザ 多目的ホール]
第12日目


<講義>
「先端科学技術と生命科学」講師:佐々木裕次氏
佐々木講師は、東京大学大学院教授としてご活躍中ですが、今回は東大の出前講座として、先端技術の一端をご紹介頂きました。難しい内容で消化不良ぎみでしたが、先端技術に接することが出来ました。
・生命のセントラルドグマ

 (TUT栗田研究室HPより)
 DNA研究:人とチンパンジーのDNA数の相違は1.23%と僅か。人間の個人差は、0.1%以下だった。
 mRNA研究:ガン治療薬の開発を目的に研究されていたことから、新型コロナワクチンの早期開発に役立った。
 Protein研究:人体の細胞レベルで持っているセンサー機能が分かってきた。
・腸内フローラ
 ドーパミンとセロトニンの前駆体生成をコントロールしていることが分かってきた。
・PCR法検査:Ct値が大事。Ct=40 で陽性でも感染させる力は低いが、簡易検査Ct=10 で陽性は、菌をばら撒いている状況と。
・X線回析装置:最先端の計測技術として、1分子計測技術がある。佐々木先生は、そのご専門家です。

<クラス会>
2学期最後のこの日、従来、クラス全員での懇親会となる所、コロナ感染予防の観点から、少人数での班単位行事となりました。我々の班は、おおたかの森の徳樹庵で懇親会を行いました。




「PCR検査」にとってCt値が重要。同じ「陽性」でもCt値によって他者を感染させる感染強度は異なる。日本、米国、NZでは、Ct値=40以下。

MHC分子に結合した抗原ペプチドの内部運動を1分子計測する事に成功したDXT装置配置図。(東京大学HPより)

2022年11月28日(月)
[於:北鎌倉]
校外学習


コロナ禍のため、班単位での校外学習となり、我々の班は、紅葉を求めて北鎌倉へ行って来ました。コースは、円覚寺→建長寺→八幡宮→報国寺。
報告寺のお庭で。
鎌倉へは数度訪れていますが、紅葉に飾られた諸寺の雰囲気を味わうのは今回が初めてでした。また、観光バスでは訪れるのが難しい報告寺では、竹林を眺めながらお抹茶を頂いてきました。初めての体験でした。
報国寺の竹林。




円覚寺境内で。

建長寺境内で。

2022年11月21日(月)
[於:東葛テクノプラザ 多目的ホール]
第11日目


<講義>
「後期高齢者の医療制度と介護保険」講師:石井智也・野村瑞穂・菊池晴香氏
講師の方々は柏市市民生活課に所属されている方々で、保険年金、高齢者支援をそれぞれご担当されていますが、今回は、後期高齢者向けの制度についてご説明頂きました。団塊の世代に代表される高齢者人口の増加に伴う医療費の増加は避けられません。医療費負担増もやむなしでしょう。今後これらの制度を利用する事がないようにしたいものですが、事前の準備だけは怠らずしたいものです。

「古代エジプトの歴史と象形文字ヒエログリフの世界」講師:伊藤淑雄氏
伊藤講師は、会社退職後からヒエログリフ文字研究に取り組まれていますが、今回はその一端をご紹介頂きました。古代エジプトでは異民族による支配が繰り返されたこと、ロゼッタストーンの発見・解読されて以降多くの事が分かってきたと。2000年以上もの前からビールが飲まれていたことも。

米国NYのブルックリン・ブルワリーの壁面に書かれているヒエログリフ。(東京大学U-PARL 永井正勝特任准教授コラムより)




(2018/4/26 毎日新聞より)


ロゼッタストーン

2022年11月7日(月)
[於:東葛テクノプラザ 多目的ホール]
第10日目


<講義>
「中国の博物館に見る名品の数々」講師:五十嵐力氏
五十嵐講師は、旅行会社退職後も世界のツーリズムエキスパート300人の内のお一人としてご活躍されていますが、今回は一般の観光コースとは外れた中国各地に点在するユニークな博物館に展示されている隠れた名品をご紹介頂きました。
西夏博物館から始まり、法門寺八重宝函まで7ヶ所を巡って頂きました。故宮博物館の名品とは一味違うものたちでした。

「お酒と健康のほどよい関係」講師:満尾佳・上田由佳利氏
満尾・上田両講師は、精神保健福祉士・保健師として柏市保健所保健予防課にお勤めです。今回は年末年始の飲酒機会が増える事から、お酒のお話しをお願いいたしました。
最近、アルコール摂取量を分かりやすく評価するために「ドリンク」なる指標が定義されている由。
飲み物に含まれる純アルコール量を算出し、10gを1ドリンクと定義するもので、生活習慣病のリスクを高めるのは、4ドリンク/日程度とのこと。また、肝臓でのアルコール分解時間については、2ドリンク(日本酒1合)で約4時間かかるので、翌日、運転する時は、飲酒量に注意が必要ともご注意頂きました。



西夏王陵
蒙古によって抹殺された西夏の文化については、未だ詳しくは分かっていない由。西夏文字は、1960年代に西田龍雄先生が解読された由。


アルコールの肝臓での分解時間。
日本酒1合(2ドリンク)なら約4時間、2合(4ドリンク)なら8時間かかるとのことです。翌日の事を考えて飲酒量を調整したいものです。。。。

2022年10月17日(月)
[於:東葛テクノプラザ 多目的ホール]
第9日目


<講義>
「銀座学A銀ブラなくして銀座なし 2年半のコロナ禍の中、銀座は何処へ」講師:佐藤厚行氏
佐藤講師は、とにかく銀座、昭和歌謡が大好きで研究に余念がない方ですが、今回も、コロナ禍を経た銀座の今を、篤く語って頂きました。「黄昏のビギン」の雰囲気がピッタリな並木通りでは、パリやミラノと同様に海外のトップブランド店が一堂に勢揃いして今も華やいでいるようです。銀ブラは、見られ・見ることから得られる高揚感が有るからこそ楽しいのだ と。

「暮らしの再発見(江戸庶民文化の遺産)」講師:高野山武氏
高野山講師は、千葉県生涯大学講師として、また柏市内で地域づくりの活動に従事されていますが、今回は、江戸文化との比較を通し暮らし振りの再発見についてお話し頂きました。江戸時代盛んだった和算、完成度の高い伊能地図など、また、暮らしを良くする為の知恵としての江戸しぐさなどは、現代でも通用する気遣いとして地域社会に生かしたい と。




(銀座西並木通り会公式Webサイトから)


寒川神社に奉納された入澤新太郎博篤の算額(復元絵馬)。フレデリック・ソディより115年早く、6球連鎖の定理が発見されていたことが分かる絵馬。

2022年10月3日(月)
[於:東葛テクノプラザ 多目的ホール]
第8日目


<講義>
「紫式部の生涯」講師:上鈴木春枝氏
上鈴木講師は、源氏物語研究会を主宰されている源氏物語に造詣が深い先生ですが、今回は作者:紫式部について講義いただきました。
紫式部の年譜をたどりながら源氏物語が書かれた背景や、平安貴族事情を教えて頂きました。それにしても1000年以上前によくも作られたものとただただ感心する所です。また、同時代に生きた清少納言のことも気になったところです。

「マイナンバー制度のメリット・デメリット」講師:山本有司氏
山本講師は、法学館法律事務所の代表弁護士として活躍されていますが、今回は、マイナンバー制度とそのカードについてご講義いただきました。
マイナンバー制度そのものは、理解できるところですが、カードを作成することのメリット・デメリットを講義いただきました。
未だ普及していないカード化ですが、その裏側に潜むリスクについては、講義を受ける前から感じていましたが、講義を通じ改めてその危険性を感じる事ができました。なお、マイナンバーが漏えいした時には以下を自分で行う必要があることも初めて知りました。
・番号変更手続き:コールセンターもしくは市役所
・新番号を既提出先へ連絡する
いずれにせよ、マイナンバーは持ち歩かず、管理は「実印」同様、厳重保管が必須なようです。




紫式部(Wikipediaより)


マイナンバーカードのイメージ図

2022年9月20日(火)
[於:東葛テクノプラザ 多目的ホール]
第8日目
台風14号接近の為、安全第一との判断から休校となりました。

<講義>
「中国の内政と外交の最新動向」講師:朱建栄氏
「古代エジプトの歴史と象形文字ヒエログラフの世界」講師:伊藤淑雄氏



過去最強クラスで九州に接近し、20日にかけて本州を縦断する見込みとなった台風14号の進路予報図(tenki.jpHPより)

2022年9月5日(月)
[於:東葛テクノプラザ 多目的ホール]
第7日目


<講義>
「会席浮世絵」講師:安田吉人氏
安田講師は、中央学院大学、東京学芸大学講師として活躍されていますが、今回は会席・料理屋を描いた揃物の浮世絵に的を絞って解説頂きました。
芝山内 福住、明治11年「皇都会席別品競」芳年画。安田講師一推しの美人画です。

「ロボットと暮らす未来社会」講師:先川原正浩氏
先川原講師は、千葉工業大学未来ロボット技術研究センター室長として活躍されていますが、今回はロボット技術の現状を映像を交え概説頂きました。

本田「Asimo」     BostonDynamics「Atlas」
2017年発表された「Atlas」は宙返りができる人型ロボット。
軍需に直結している米国の技術開発は進んでいるようです。現在インタ-ネット上に掲載されている技術は最新ではない、先端技術は、密かに開発されているとも。


1840年頃の王子扇屋「江戸高名会亭尽」歌川広重画
 
明治時代の扇屋写真    現在の扇屋写真。
浮世絵を良く見れば、その時代背景が分かる。江戸人は洒落を織り込んだ浮世絵が大好きだったようです。


千葉工業大学東京スカイツリータウンキャンパスで展示されている2012年に発表され福島原発で使用された災害対応ロボット「Rosemary」。
2018年に発表された「CanguRo」

コロナ禍第7波が続いていますが、9月から感染対策を継続しつつ、第2学期が開講となりました。

2022年7月26日(火)
[於:我孫子ふれあいホール]
第6日目
「宇宙を俯瞰してみよう 柏から宇宙の果てまで」講師:高梨直紘氏


高梨講師は、東京大学EMP室特任准教授、天文学普及プロジェクト「天プラ」代表として活躍されていますが、今回は天文ソフトウェア「Mitaka」を使って宇宙の広大さを教えて頂きました。地球の所属する太陽系は、銀河系の外側に位置している事、従って夜空に銀河がハッキリ見えるのは、銀河の中心方向が見える夏だという事を改めて実感しました。




天文ソフトウェア「Mitaka」で見た銀河系。地球の所属する太陽系は銀河の外側に位置している。
(天文メモHPより)

2022年7月5日(火)
[於:我孫子ふれあいホール]
第5日目
「能楽の世界を知ろう 能の魅力を体感」講師:武田伊左氏


武田講師は、シテ方宝生流能楽師で能の魅力を発信する活動にも力を入れられていますが、今回は我々全くの初心者向けに、DVD観賞をしながら分かり易く解説頂きました。能は五番立:神・男・女・狂・鬼 が上演形式として定まっているが、朝から晩まで長時間になるため今はなかなかみられないようです。最後に舞を舞っていただきました。気迫のこもった素晴らしいもの、伝統芸能の一端を垣間見ることが出来ました。



『羽衣』から「いや疑いは人間にあり、天に偽りなきものを」 普遍的なテーマだからこそ永く伝えれれているのでしょう! 出典:NHK Eテレ『にほんごであそぼ』
(能・狂言を観に行こう!HPより)

2022年6月21日(火)
[於:我孫子ふれあいホール]
第4日目
「時事解説:激変する内外情勢と日本そしてエネルギー」講師:板垣信幸氏


板垣講師は、元NHK解説主幹で経済ジャーナリストとして現在幅広く活躍されていますが、今回は数多く報道されている内外情勢と日本との関わりなどわかり易く解説頂きました。
興味深かったのはエネルギー転換のお話しで、CCSや水素エネルギーなど普段のニュースでは聴き慣れない、将来性のある明るい事柄も知ることができました。



CCS(二酸化炭素回収・貯留)技術の概念図
発電所や工場から排出されたCO2を分離回収して地中深く圧入・貯留するもの。(資源エネルギー庁HPより)

2022年6月7日(火)
[於:我孫子ふれあいホール]
第3日目
「江戸時代のお金 東葛地方に流通したお金」講師:川根正教氏


川根講師は、日本考古学協会会員で、流山市立博物館館長を務められたご経歴があり、東葛地域に於ける埋蔵文化財などに精通されておられますが、今回は、「江戸時代のお金」について講義いただきました。関西は銀、関東は金が主流、各藩独自の藩札等が有り、変わった所では、鯣(するめ)札や昆布札なども有った由。
紙幣については、偽札防止に透かしを入れたり隠し文字を入れたりと、昔から苦労していたとも。現在の日本の紙幣作りのルーツを知ることができました。また、天保通宝は昭和28年まで貨幣として使うことができたと。



特殊な用途の藩札。左:慶事用の鯣札、右:弔事用の昆布札

2022年5月17日(火)
[於:我孫子ふれあいホール]
第2日目
「日本の女帝たち(古代)」講師:服藤早苗氏


服藤講師は、埼玉学園大学名誉教授で、平安時代を中心とした女性史・家族史を主に研究されていることから、今回は、日本における古代の女帝について講義頂きました。歴史の事実として、「大王」は、男女の性別を問わず、資質によって決定されていたこと、また、「天皇は男性」と決めつけたのは、明治以降で誤った歴史認識によるものであると。世界的にも男女格差の大きな日本の現状を憂いつつ、問題提起頂きました。



「百人一首之内 持統天皇」Wikipediaより

2022年4月26日(火)
[於:我孫子ふれあいホール]
第1日目
「落語」講師:雷門小助六 師匠


受講生約100名に比べ、客席550席の少々広過ぎる会場で講師には喋りずらかったのではと思えましたが、約2時間、笑いたっぷりの落語を楽しまさせて頂きました。また、余芸のかっぽれも踊って頂きました。
落語の歴史、東西の違い、弟子入りしてからの落語家の世界もお話し頂きました。



コロナ禍第6波がひとまず落ち着いたことから新年度の4月から感染対策に配慮しつつ取り敢えず午後のみで開講する事になりました。

2022年4月5日(火)
[於:我孫子ふれあいホール]
学生総会


2年間のコロナ禍による休講がようやく明けました。
久し振りに顔を会わせお互いの健康を確かめ合うことができました。
広い会場ですので、スペースを空けての着席、マスク着用など、感染予防も怠りませんでした。



我孫子ふれあいホールの内部。

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【2021年】

1月再度の「緊急事態宣言」が発出されたため、当面休講となりました。

2021年1月20日(水)
[朝日れすか+PLUS誌に掲載されました。]
開学40年祝う優良認定・柏シルバー大学院


全国市民大学連合(一般社団法人学び・まちづくり推進機構)の第1期優良市民大学の「全国20選」の一つに、柏シルバー大学院が認定されました。市民大学は、行政や地域の大学がかかわるなど様々な形で全国に約3,000団体あるといわれる中から、学生による自主運営を1981年から40年間続けている事が評価されたとのことです。



朝日れすか+PLUS 2月号の記事から抜粋。
                                                   このページのトップへ

【2020年】

その後の感染拡大の影響により、4月のクラス総会・講義も中止となってしまいました。
また、2020年4月7日に発令された「非常事態宣言」に伴う更なる自粛のため、5月の講義も中止となりました。その後も自粛が続き結果的に本年は全休となりました。


2020年4月11日(土)、25日(土)
[於:江戸川台・生涯大学校東葛飾学園講堂]
第1日目、第2日目


新D組(32期・33期)のスタート早々ですが、新型コロナウィルス感染拡大をうけて、中止となりました。



生涯大学校東葛飾学園校舎(生涯大学校HPより)
                                                   このページのトップへ

新型コロナウィルス感染拡大防止の為、3月14日の講義およびクラス会は中止となりました。


2020年2月28日(金)
[於:外房・山武、九十九里]
校外学習


残念ながら急遽中止となりました。新型コロナウィルスの国内感染が拡大してきている事を鑑み、感染予防の為、参加者の多数意見での中止です。




(山武市成東観光苺組合HPより)

2020年2月22日(土)
[於:江戸川台・生涯大学校東葛飾学園講堂]
第17日目

<講義>
★「瀬戸内寂聴の世界」講師:長江曜子氏
長江講師は、聖徳大学教授として活躍されていますが、今回は、寂聴の文学世界についてお話し頂きました。女性作家として、田村俊子、岡本かの子等の伝記小説をはじめ私小説作家としても活躍したことなど、97歳にしてなお人生を楽しんで生きていると。

★「チバニアンを知る」講師:鎌田正男氏
鎌田講師は、千葉地理学会元会長として「千葉学」を広められていますが、今回は今年1月に正式認定となった「チバニアン」について説明頂きました。また、江戸時代に蛇行する河川を「川廻し」して農地拡大した歴史についても説明頂きました。
「亀岩の洞窟」。濃溝の滝として有名になった「川廻しのトンネル」。





瀬戸内春美の得度式実況TVの画像。


「チバニアン」の断層(朝日新聞DIGITAL HPより)。

2020年2月8日(土)
[於:江戸川台・生涯大学校東葛飾学園講堂]
第16日目

<講義>
★「トゥキディデスの罠にハマった米中関係」講師:朱建榮氏
朱講師は、東洋学園大学教授として中国の政治外交史を研究されていますが、今回は、今話題となっている、武漢で発生している新型コロナウィルス問題の現状と展望を始めとして今後の中国の方向性について解説して頂きました。特に米国の中国振り落とし攻撃と、それに対する中国の対応について、余り報道されていない複雑な裏事情についてもその一部を教えて頂きました。

★「日本美術家のよもやま話」講師:山本豊津氏
山本講師は、「東京画廊」の代表として活躍されていますが、今回は、幼少の頃から東京画廊に訪れた芸術家達との思い出話しと共に近代日本美術の発展に大きな影響を与えた芸術家について教えて頂きました。芸術には無知な私にとっては初めて知る芸術家の方々の作品について興味を持たせて頂きました。
足で作品を描く白髪一雄。
(朝日新聞DIGITALのHPより)



顔認証システム(NECのHPより)
中国では同様なシステムが、既に数秒で20億人の認証が可能との報道もされています。


画廊の様子(東京画廊HPより)。
足で作品を描く白髪一雄、景を描いた高松次郎、線を描いた李禹煥、キャンバスを切り裂いたルーチェ・フォンタナ等々全く存じ上げませんでした。

2020年1月25日(土)
[於:江戸川台・生涯大学校東葛飾学園講堂]
第15日目

<講義>
★「時事解説」講師:板垣信幸氏
板垣講師は、経済ジャーナリストとして活躍されていますが、今回も客観的に捉えた日本の現実の姿を多角的に解説して頂きました。現政権下で起きてきたことを改めて認識しましたが、呆れるやら情けないやらで、次回選挙まで忘れないようにしたいところです。

★「『愛=共感』 ありのままを受け止めて」講師:杉山裕太郎氏
杉山講師は、魂のボーカリストとして活躍されていますが、今回はご自身の過去から現在までの素直なトークと共にミニライブをして頂きました。
・ライフイズジャーニー
・今を生きる
・ありのままを受け止めて
・自分のミカタ
親の愛をどう表現するか・出来るか、我が身を振り返る良い機会となりました。



1990年、2000年、2010年、2018年の1人当たりGDP順位(ファイナンシャルスターHPより)
日本(赤)の順位は、2000年をピークに下降の一途をたどっており、2018年では26位となっている。

(杉山裕太郎OfficialWebsiteより)
途中休憩もなく90分通しての魂のミニライブでした。

2020年1月11日(土)
[於:江戸川台・生涯大学校東葛飾学園講堂]
第14日目

<講義>
★「インドの文化と日本の文化」講師:Niti Kumar氏
Niti Kumar講師は、在日30年を超えるインドの婦人で、来日当時日本に馴染めず苦労されたが、現在では文化の違いを理解し、得意のインド料理を通じインド文化を発信されている由。今回は、日本の仏教に感じた違和感や、インド伝統医学のアーユルヴェーダについてお話し頂きました。また、インドに於けるカースト制度は既に実在しないとも。

★「落語から学ぶユーモアな話し方」講師:渡邊一雄氏
渡邊講師は、日本フィランスロピー研究所所長ながら三遊亭大王の名で社会人落語家としても活躍されています。今回は、落語の豆知識の他、84歳と歳を重ねて得た人間関係を良くするヒントを頂きました。


(片鼻呼吸法:アーユルヴェーダ大百科HPより)
右鼻孔を右手親指で塞ぎ、左鼻孔から息を吐いて吸う。次に左鼻孔を右手薬指で塞ぎ、右鼻孔から息を吐いて吸う。これでイライラや不安な気持ちがスッキリ。
三遊亭大王
(鎌ヶ谷市社会福祉協議会ボランティアセンター チラシより)

【2019年】

2019年12月14日(土)
[於:江戸川台・生涯大学校東葛飾学園講堂]
第13日目

<講義>
★「万葉集の恋と死生観」講師:伊藤崇子氏
伊藤講師は、横浜からお見え頂きました。今回は、「令和」に絡み万葉集の中からこの時代の死生観を解説頂きましたが、解説途中の道草話しがなかなか面白かったようです。酒を讃むる歌、戀歌など当時が偲ばれる解説を頂きました。
 ・古の七の賢しき人たちも欲りせしものは酒にしあるらし(340)
 ・なかなかに人とあらずは酒壺になりにてしかも酒に染みなむ(343)
 ・生ける者遂にも死ぬるものにあればこの世なる間は楽しくをあらな(349)

<クラス会>
クラス会後、懇親会は、クリアビューゴルフクラブ&ホテルに場所を移し、32期生単独で行われました。


大伴旅人の「酒を讃むる歌」から。

全員で楽しく歌って時を過ごしました。

2019年12月4日(水)
[於:我孫子・けやきプラザ]
下期合同研修会
歌って健康! 歌声サロン

講師:歌心塾 塾長杉山公章&歌声サロン・スタッフ

約530名が参加し、おおいに歌い、楽しい2時間を過ごしました。
熱唱される杉山先生。
開始早々から杉山先生のパワー全開のステージで、参加者一同昔懐かしい青春の歌の数々を大きな声で歌わせていただきました。
今回の合同研修は、我々D組(31期・32期)が担当となり、実行委員の一人として裏方を務めましたが、普段立ち入り出来ない、大きなホールの調整室の中を知る良い機会でした。PCおよび接続(HDMI)ケーブル持参、パワーポイントはワイド表示、プロジェクターのAV-MuteON・OFF操作。舞台袖でPC接続する場合には、D-SUBピン接続となる由。




早朝から設営・機器調整作業が行われました。

ステージ風景。

2019年11月9日(土)
[於:江戸川台・生涯大学校東葛飾学園講堂]
第12日目

<講義>
★「高齢者が行う運動効果のウソ・ホント!」講師:西田恭子氏
西田講師は、理学療法士として活躍されていますが、今回は、我々世代の運動効果についてお話し頂きました。ラジオ体操など早朝の運動が良いとされているが、人の生体リズムから観ると激しい運動は、午後が最適の様です。高齢者にとっては、「健康な人生をより長く」より、「残る人生をよりたのしく」することに注力する方が良いのではとの助言を頂きました。
・痩せ過ぎないようにしっかり食べて、血圧・血糖・脂質を下げ過ぎない。酒やタバコは程程に、薬は少なめに!

★「福祉住宅の現状と今後について」講師:角湯千鶴氏
角湯講師は、福祉住宅環境コーディネーターとして活躍されていますが、今回は、老後の福祉住宅事情をお話し頂きました。現状では、病院に長く入院することは出来ないこと、福祉住宅も満杯に近づいていることなど、ザックバランにお話し頂きました。この世はやはりお金がない事には始まらないようです。
また、福祉住宅には色々な形態・種類・サービスがあるので自分の眼で現地を確認し、納得する事が必須の様です。



最も覚醒している時間帯は、11〜12時
体調がベストな時間帯は、14〜15時

団塊の世代が一気に入居しようとしても、受け入れられる施設の絶対量が足りないことが明白な様です。

2019年11月6日(水)
[於:東京都庭園美術館]
校外学習


アール・デコ様式を今に伝える優れた建物である重要文化財・旧朝香宮邸へ行ってきました。
庭園からの眺め。
館内の電灯や床、階段の装飾等々往時を偲ばせるものは時代が変わっても良いものだと感じました。また館内では「アジアのイメージ」展が開催されていましたが、特に興味があったのは岸田劉生の油絵でした。
庭園美術館見学後の班行動では、昼食後、上皇后陛下のご実家・正田邸の跡地の「ねむの木の庭」へ行ってきました。綺麗に整備された公園でした。


東京都庭園美術館へ。

ねむの木の庭

2019年10月26日(土)
[於:江戸川台・生涯大学校東葛飾学園講堂]
第11日目

<講義>
★「笑いの伝統芸能『狂言』」講師:中谷順子氏
中谷講師は、詩人、評論家として活躍されていますが、今回は「狂言」について解説いただきました。能楽は歌舞伎と異なり、1回限りの公演。奈良・平安時代の散楽・田楽からはじまり、公家の雅楽に対し武家の式楽として織田・豊臣・徳川の時代に発展し、現代においては、お笑いコントとして形を変えて生きているとの評をお聞かせいただきました。


★「外科手術の先端技術はここまで進んだ」講師:岡部寛氏
岡部講師は、新東京病院ロボット手術センターで食道診療チームのチーム長として活躍されている現役のドクターですが、今回は、最新のロボットを使った体に優しい手術について、分かりやすく解説いただきました。
ロボット導入推移。
世界ではアメリカが圧倒的に多く導入されていますが、日本でも近年導入が進んでいるとの事です。




狂言の流派には、2系統があり、武家に好まれたのが大蔵流・鷺流、公家にはじまり庶民に好まれたのが和泉流のようです。


ロボット手術の様子。術者は、拡大された患部をモニターで観ながらロボットアームを遠隔操作するもの。

2019年10月12日(土)
[於:江戸川台・生涯大学校東葛飾学園講堂]
第10日目

台風19号上陸の為、休講。
11月2日の代講となりましたが、当日は既に予定あり、欠席することになりました。

台風19号

2019年9月28日(土)
[於:江戸川台・生涯大学校東葛飾学園講堂]
第9日目

<講義>
★「鉄道とともに発展した街・柏」講師:高野博夫氏
高野講師は、柏市文化課の職員として柏の文化財に関わっていますが、今回は柏市所蔵の古文書を示されながら、その歴史についてお話し頂きました。
土浦線計画図。
柏市の人口は、1926年18,018人から2019年425,396人へと23倍も増加し、街として劇的な発展を遂げているようです。その直接的な要因として、明治29年(1896年)柏駅が開設されたこと、またその後、現在の東武鉄道が入ったことで、東葛飾の交通の要衝となったことが挙げられました。

★「脳トレ!小学校算数教科書に挑戦しよう」講師:五十嵐一博氏
五十嵐講師は、淑徳大学教授として教職志望の学生を指導されていますが、今回は、現代の小学校における算数についてお話しいただきました。今時の小学校での教科書を観る機会はありませんが、我々の時代とは大きく変わっている様です。脳トレとして紹介いただいた一筆書きの見付け方については、小学校2年生で学んでいることにビックリです。良い刺激になったかと思います。




鉄道開通当時の柏駅周辺の鳥瞰図。東口辺りはまだ街のていをなしていない様子が分かります。西口辺りも湿地の荒れ地だった様です。


一筆書きの見分け方。

2019年9月14日(土)
[於:江戸川台・生涯大学校東葛飾学園講堂]
第8日目

<講義>
★「おしゃれで脳トレーあなたが輝けば脳が喜ぶ」講師:岩井ますみ氏
岩井講師は、認知症予防専門士の資格を持たれたカラーコーディネーターとして活躍されていますが、今回は、日常の生活の中で身につく認知症予防策の一つとしての服装のカラーコーディネート術を教えて頂きました。おしゃれは楽しく続けられるもので、男女を問わず実践できるものと。また、認知症予防策として、一次予防:今の元気を保つ、二次予防:軽度認知症の進展を止める、三次予防:認知症発症者の社会参加、のステップがあることも教えて頂きました。いずれにせよ、@人に会うこと、A運動すること、B新しいことに挑戦することが、予防に重要なようです。

★「平成の天皇と新天皇」講師:鈴木哲氏
鈴木講師は、元日本大学教授。今回は、なかなか報道されていない「天皇」にまつわる事柄についてお話し頂きました。また、「元号」についても、「令」の象形文字にはひざまずいて神意を聞く意味がある事、従来の呉音で表示すると、令和は「リョウワ」である由。



服装については、基本色(中央の色)に、四季に応じた色をプラスすると、おしゃれ度がアップする由。

皇位継承の重要儀式は、即位の礼(写真)と大嘗祭。

2019年7月27日(土)
[於:江戸川台・生涯大学校東葛飾学園講堂]
第7日目

<講義>
★「日本の文化と中国の文化」講師:守屋洋氏
守屋講師は、中国文学者としての研究結果を踏まえ次の5項目に集約されました。
 @引く文化 と 押す文化
 A性善説 と 性悪説
 Bこの道一筋 と 危険分散
 C几帳面 と いい加減
 D「和」 と 足の引っ張り合い
また、相手を見極める方法として、顔つき、発言、行動が重要であり、狡兎三窟で危険分散に努めることも日本人は学ぶべきとも。 87歳になられる先生の言葉には説得力がありました。

<クラス会&懇親会>
クラス会後、懇親会は、クリアビューゴルフクラブ&ホテルに場所を移し、31期生、32期生合同の79名で行われました。




中国古典からは学ぶものが多いが、晩年の生き方として、「人生は楽しむためにある。」とするとともに、何か一つくらいは人様の為になるようなことを心がけたいもの。

懇親会では各班の余興を楽しみました。

2019年7月13日(土)
[於:江戸川台・生涯大学校東葛飾学園講堂]
第6日目

<講義>
★「日中の教育事情と子育て事情」講師:李蕾氏
★「シルクロード地帯から見た世界」講師:欠端實氏




所用によりこの日は欠席。
聴講出来なかったのが残念でした。

2019年6月22日(土)
[於:江戸川台・生涯大学校東葛飾学園講堂]
第5日目

<講義>
★「万葉集」講師:上鈴木春枝氏
上鈴木講師には、過去源氏物語について解説いただきましたが、今回は、万葉集についてその概要をお話しいただきました。新元号「令和」の出典として一躍話題となったものの、その内容については殆んど知りませんでしたが、今回はその概要を知る良い機会でした。雄略天皇のナンパの歌から始まる全4516首から特徴的な歌をご紹介いただきました。

★「旧水戸街道繁盛記」講師:山本紘太郎氏
山本講師には、過去にも多くの旅のお話しをしていただきましたが、今回は水戸街道にまつわるお話を、今年90歳になられるとは思えぬ程の勢いでしていただきました。山本講師は全国の街道を歩かれ土地の古老に昔の様子を聴いてこられましたが、今その方たちは既に鬼籍に入られており、昔を知るすべが無くなっているのが残念との由でした。
松戸宿
右下隅が金町で関所があった。


足利学校に保管されている万葉集全20巻。

布佐から松戸に抜ける鮮魚(なま)街道は、銚子で揚がった魚を江戸へ輸送する主なルートであった。

2019年6月8日(土)
[於:江戸川台・生涯大学校東葛飾学園講堂]
第4日目

<講義>
★「今年の世界情勢と日本経済」講師:板垣信幸氏
板垣講師は、NHK解説委員を退職後経済ジャーナリストとして活躍されていますが、今回は、現下の世界情勢と日本経済の現状を解説いただきました。
先行き不透明なアベノミクス、長期政権のおごりと劣化については、我々が肌で感じていることですが、やはり選挙で民意を表すべき時が来ている様です。
世界最悪の経済政策より
日本(赤)と世界のGDP成長率比較

★「写真で見る昭和の生活・語り継ぎたい戦前戦後」講師:川上千里氏
川上講師は、健康生きがいアドバイザーとして活躍されていますが、82歳の今、次代の人々に語り継ぎたい事を纏めておくことが必要との思いをお伝え頂きました。負の事実はあるが、戦争責任はともあれ、戦後、列強各国の植民地だったアジアの国々の独立が勝ち取られたことも事実として知って置くべきとも。

戦前のアジア地図
独立国は、日本とタイの二カ国だけっだった。

福島新エネ社会構想。
脱原発が推進されない今、福島県の取組みが成功すれば、エネルギーの地産地消が実現できるのではと大きな期待が寄せられています。


国立競技場に75,000人が集まった学徒出陣壮行会
無差別空襲。
「戦争はもう二度と経験したくない」私が見た東京大空襲より。
1945年3月10日未明、10万人以上の市民が無差別に殺戮され、100万人が家を失った事実は忘れてはいけない事だと思います。

2019年6月5日(水)
[於:我孫子・けやきプラザ]
上期合同研修会
素晴らしい日本の話芸「落語」
〜古典落語の楽しみ方と笑いと感動でさらに元気に〜


講師:落語協会真打 柳家三之助師匠
第一部 「浮世床」
第二部 「景清」

三之助師匠によれば、予め演目は決めず、客席の雰囲気で演目を決められるとの由で、今回は、折角の機会でもあり、普段寄席やテレビ・ラジオ放送では聞けなくなった演目をお聞かせ頂き、2時間たっぷり笑わせて頂きました。


柳家三之助師匠。

2019年5月29日(水)
[於:東京国立博物館]
校外学習/特別展:国宝・東寺展


『空海と仏像曼荼羅』のサブタイトルで空海が、言葉では表現できない究極の教えを伝える為に作り上げた「祈りの形」として、東寺講堂の立体曼荼羅:曼荼羅に倣って配置した仏像群を再現して展示されていました。

比較的早い時間に入館しましたが、会場から出てきたお昼ごろには、長蛇の列で1時間以上入場を待つ様でした。



「空海と祈りの形」ミュージアムシアターパンフレットより。

今回唯一写真撮影が可能な「国宝・帝釈天騎象像」の周りにはカメラを持った人たちが溢れていました。

2019年5月25日(土)
[於:江戸川台・生涯大学校東葛飾学園講堂]
第3日目


<講義>
★「オリンピックメダリストを育てるために」講師:平野一成氏
平野講師は、日本オリンピック委員会エリートアカデミーディレクターとしてアスリートの育成に関わられていますが、今回はご自身のフェンシング選手としての経験も含めアスリート談を語っていただきました。現代ではアマチュアは存在しないこと、トップ選手になる為には15歳までに1万時間の練習をこなす必要があり、低学年に色々なスポーツを経験させた後に体力、持久力を付けさせる育成が必要とも。来年のオリンピックではエリートアカデミー出身の選手が期待できるようです。

★「想いを伝える芸術の表現を」講師:源川彦峰氏
源川講師は、元二松学舎大学文学部教授として中国文学に精通されると共に源川彦峰美術館を開設していらっしゃる書道家ですが、今回は、ご自身の多数の作品も展示頂きながら、お話し頂きました。源川講師の元気の元は、四季折々に楽しまれている十藝(書・絵・刻字・篆刻・版画・陶芸・漆芸・茶杓・表具・作硯・著述)にある様です。


1964年東京オリンピックの入場式。
「巓態百出」
源川彦峰作品集。十藝の作品が紹介されている様です。

2019年4月27日(土)
[於:江戸川台・生涯大学校東葛飾学園講堂]
第2日目


<講義>
★「貝原益軒と『養生訓』」講師:三澤勝巳氏
三澤講師は、早稲田大学、関東学院大学講師として活躍されていますが、今回は貝原益軒についてその人物像を年譜をとおしてお話し頂きました。江戸時代に85歳の寿命を全うした益軒が著した「養生訓」には現代の我々にも有益な教訓であるようです。

★「北斎の浮世絵とジャポニズム」講師:市川昌氏
市川講師は、江戸川大学名誉教授として社会・教育分野に造詣が深く、今回、浮世絵がフランスの印象派に与えた影響について解説頂きました。
クロード・モネ「ラ・ジャポネーズ」
ゴッホ「タンギー爺さん」




福岡市・金龍寺にある貝原益軒座像(Wikipediaより)


描写力が高く評価された北斎漫画。
北斎は、名前を30回、住まいを93回替えた由。
生涯、暮らしは貧しくとも好きな絵を描き続けた由。

2019年4月13日(土)
[於:江戸川台・生涯大学校東葛飾学園講堂]
第1日目


本日から新D組(31期・32期)のスタートですが、この日、予てから予定されていいた「太極拳祭」の事前全体打合せ会が開催されるため、残念ながら欠席となりました。
<学生総会>
<講義>
・「高齢者の食事と栄養」講師:加藤宏樹氏




生涯大学校東葛飾学園校舎(生涯大学校HPより)

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柏シルバー大学院・生涯課程

 柏シルバー大学院は、千葉県生涯大学校を修了した後も、さらに自主的に学習を続け、社会環境の変化に順応する能力を高め、校友の輪を広げ、併せて社会活動に参加し、生き甲斐の高揚に資することを目的として昭和56年5月に創立、以来、学生による自主的な運営を原則として今日に至っています。

 ・研究課程 3年 (1年、2年、3年)
 ・生涯課程 15年 (E組2年,D組2年,C組3年,B組3年,A組5年程度)

 学習内容は、政治、経済、時事問題、医療、福祉、IT技術、気象、文学、歴史、芸術等の分野にわたる。また、校外では、名所旧跡や博物館、展覧会、劇場、社会施設などを見聞し研修。学習日数は、月2日、年間18日のほか、年3回の校外研修および年2回の合同研修が行われる。
 
 各学期終了時、各授業の評価表を各人が提出するシステムとなっています。

 研究課程卒業後は、55名が生涯課程へ進級となりますが、教場の都合から前期学生55名と合わせ110名の合同クラスとしてスタートし、毎年100名前後のクラス構成に組み替えつつ進級します。

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