2017年11月7日(火)
[於:柏中央公民館・講堂]
第12日目
<講義>
・「古川柳からみる江戸の暮らし」講師:上鈴木春枝
鈴木講師は、以前源氏物語を解説頂きましたが、今回は古川柳を通じ江戸の暮らしぶりについて教えていただきました。江戸時代の平均的な庶民が四畳半の長屋住まいだったことからくる、おおらかな生活振りを知る為にも、先生の解説が必要でした。
・「落語と俳句人生」講師:山遊亭金太郎
山遊亭金太郎師匠は、落語芸術協会真打として活躍されていますが、今回は「見立て」を噺て頂いた他、即興的な話術で楽しませて頂きました。
師匠は、台所・お風呂の川柳の選者の一人にもなっておられる由。
台所・お風呂の川柳
(キッチン・バス工業会HPより)
Q&Aで、NHKが放送している「落語ザムービー」の話題にも触れられましたが、落語を理解するにも今風の時代を感じます。
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(藝華書院HPより)
江戸川柳研究会編著「誹風柳多留全廿四篇全釈」
(NHK HPより)
NHKが2016年10月から放送しているバラエティ番組。噺家の語りに合わせて役者がクチパクで話を再現するもので、役者の苦労は相当なものとも。 ラジオ時代には、噺家の話術と聞き手の想像力の豊かさがあったが、今は、噺家の技量もさることながら、我々聞き手の想像力の低下がこのような番組を生む背景にあるように感じた次第です。
思えば、読書人口が減っていることも想像力の低下と関係が有るかもしれませんね! |