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柏シルバー大学院・第32期 研究課程1学年(2014年)・2学年(2015年)・3学年(2016年)の記録です。

2014年4月からの行事・講義のことなどをご紹介しています。

最近の行事・講義

【2017年】

2017年3月17日(金)
[於:ザ・クレストホテル柏]
研究課程32期 卒業式及び祝賀会

晴天に恵まれたこの日、研究課程32期の卒業式と祝賀会が開催されました。

<卒業式>
ご来賓をお招きして、式典が滞りなく執り行われました。3年前入学した75名の内、本日66名が卒業することが出来ました。

<祝賀会>
会場を移し、祝賀会が行われました。名司会K氏のリードで、和やかな笑い声の溢れる楽しい祝賀会でした。
今回余興として、各班毎の出し物で盛り上げていただいた後、東葛お囃子同好会のお囃子の演奏と獅子舞、柏ウクレレクラブのハワイアン演奏を披露いただき、楽しく時間を過ごすことができました。

お囃子・獅子舞。      ハワイアン演奏。
御ひらきとなった後、各班毎に三々五々会場を後にしましたが、我が班では、祝賀会に参加できなかった方も参加いただき、喫茶店での二次会を行いました。
次の生涯課程では、新しい班編成となることから、期待と不安の入り混じった新しい学生生活の話題に花が咲きました。





オークルームイーストで卒業式が行われました。


クレストルームで祝賀会が盛大に行われました。
余興として各班それぞれの出し物で、大いに盛り上がりました。

2017年3月9日(木)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
第17日目

<講義>
・「源氏物語 4帖以降」講師:上鈴木春枝
・班別クラス会

上鈴木講師からは、昨年に引き続き源氏物語について講義いただきました。今回は、第7帖紅葉賀の巻から、第11帖花散里の巻、までを講義いただきました。
桐壺帝の治世期における源氏の青春期がこの巻で一応の区切りがつくようです。
これ以降、12帖〜21帖で、須磨・明石での流離・帰京、22帖〜33帖で、六条院での栄華の日々へと続くとのことで、まだまだ先が長そうです。

午後は、各班毎のクラス会となりました。我班では、柏の中華料理店でランチを頂きながら懇親を深めました。昨年体調不良で退学されたK氏の元気な顔も拝見できたことも嬉しい事でした。

源氏と朧月夜の君の出会い
「源氏物語画帖(花宴)」 土佐光吉 1613年頃
重要文化財 京都国立博物館

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2017年2月23日(木)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
第16日目

<講義>
・「落語」講師:山遊亭金太郎
・「幸せの生きるヒント・心の貯金箱と無財の七施」講師:佐藤智子

山遊亭金太郎講師は、落語芸術協会に所属する真打ちの落語家で、今回は、「鹿政談」と「甲府ぃ〜」の2題をお聴かせ頂きました。
江戸時代初期まで興福寺が大和守護として奈良地方一帯の実質的な支配権を持っていたことの一端を、古典落語から教えていただけたようです。話に出て来る「キラズ」が卯の花のことも初耳でしたが、この言葉が落ちのキーフレーズになっているのも上手くできた話だったかと。

午後の講義は、都合により欠席しました。





奈良・興福寺の鹿の群れ。(blog.kotonara.com から)

2017年2月16日(木)
[於:南房総・富津、君津]
校外研修・早春に咲く草花の観賞バスツアー

早朝7:30に参加者48名を載せ、バスは、柏駅前から一路早春の南房総へ。
富津館山道路を南下するに従い、咲き始めた頼朝桜(河津桜)を車窓から眺めることができました。高速道路の終着・富津からほどなくの、道の駅「おおつの里」花倶楽部がこの日の最初の目的地です。
この日は特に暖かい日であったせいか、「おおつの里」のハウス内はまさしく春本番の雰囲気で、花の匂いが立ち込めていました。
今回は、園内に咲くストック3本と、スターチス2本を各自が持ち帰れるとのことで、皆さん思い思いに花を選んではハサミを入れていました。
南アフリカ原産ストレリチア。

昼食は、「漁師料理・たてやま」で海鮮料理です。
頂いた海鮮料理。
この店のお薦めの一品・ねばねばの「かじめ汁」も美味しく頂きました。

この日最後の見学は、君津市にある和蔵酒造(株)・酒菜館。この会社には二つの酒蔵があり、ここ貞元蔵では焼酎を、竹岡にある酒蔵では日本酒を、各々製造している由で、今回は焼酎の製造工程を見学させていただき、その後、「聖泉」、「鹿野山」の日本酒や芋焼酎の試飲をさせていただきました。
皆さん好みがいろいろの様でしたが、個人的にはやはり純米酒が美味しく感じました。
勿論、お土産に1本、購入させていただきました。



最初の目的地、富津・道の駅「おおつの里」花倶楽部。

思い思いに綺麗に咲いたお花を選んでいました。

見学を終えて、試飲を楽しみました。

2017年2月9日(木)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
第15日目

<講義>
・「司馬遷と史記の世界」講師:太田實
・「ふろしきから広がる世界」講師:加藤眞智子、他

太田講師は、元都立京橋高校校長で、88歳になられても未だ元気に活躍されていますが、今回は、中国の歴史書である史記に関わる講義をいただきました。
司馬遷が史記を著した思想的背景や、歴史的な価値、そこに記された故事など、現代の社会事情と取り混ぜて、その博識をお聞きすることができました。
「天道是か非か」を問いたい人間社会の出来事の何と多い事か? 古代も現代も、世の不条理には変わりがないようです。

加藤講師は、ふろしき研究会会員として、風呂敷の活用普及に努めてられますが、今回は、風呂敷の包み方をアシスタントの方々とご指導いただきました。
我家にも使われなくなった風呂敷が結構眠っていますが、少しは活用できそうです。

中国古代の簡(一行書ける幅の竹片または木片)、冊(簡を紐で綴じ合せたもの)、巻(巻き取ったもの)。史記は現存しませんが、全130巻があったとのこと。


包み方の例(ティッシュ箱包み、ペットボトル包み、ウエストポーチ)

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2017年1月26日(木)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
第14日目

<講義>
・「東葛の神社お寺を訪ねる」講師:山本紘太郎
・「日本の自動車産業について」講師:遠藤徹

山本講師は、流山市在住で旅行作家として活躍されていますが、今回は馴染み深い東葛地域の社寺に関わる話題を中心に講義いただきました。
石碑や絵馬のお話もお聞きしましたが、社寺訪問の際にはじっくり観ることにしようかと思った次第です。

昼食後、4月からの生涯課程での班分け抽選会がありました。

午後の講義は、都合により欠席しました。





「利根川図志」(千葉県立関宿城博物館HPより)
1858年(安政5年)赤松宗旦著
利根川流域各地の名所旧跡・名産品・風土・風習などが多くの挿絵を交えて紹介されており、山本講師は、本書から大きな影響を与えられた由。

2017年1月12日(木)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
第13日目

<講義>
・「商都・柏の物語」講師:高野博夫
・「伸ばそう健康寿命」講師:関俊昭

高野講師は、柏市教育委員会生涯学習部文化課に在籍し、柏の歴史・文化の普及啓発業務を担当されており、今回は、柏市の「生涯学習まちづくり出前講座」として柏の歴史について講義いただきました。
柏には10万点に及ぶ古文書が所蔵されているがまだまだその歴史的評価が広く認識されていないようです。柏に住む者としてもっと学習の機会を得たいと思った次第です。

午後の講義は、都合により欠席しました。


「水戸土浦道中絵」(柿沼利治氏所蔵)抜粋
中央に有るのが野馬土手に囲まれる「柏木戸」。
柏木戸左上に描かれている鳥居が「現在の柏神社」。
現在の呼塚は、この絵図では左上隅の辺り。
右側に延びる街道は、南柏駅近くの「新木戸」へと続き、街道沿いには松並木が描かれている。
小金原には野馬が描かれている。画面中央下には筑波山の遠望も描かれている。

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【2016年】

2016年12月8日(木)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
第12日目

<講義>
・「日本の進むべき道」講師:欠端實
・クラス会

欠端講師は、麗澤大学名誉教授で、長くシルクロード地帯を歩き、中国古代史、比較民俗研究を主に行われていることから、今回は、「シルクロードの旅で発見」とのサブタイトルで講義いただきました。
ヨーロッパと中国大陸を結ぶシルクロードの旅から、島国・日本の特異的な文化が感じられるとのこと。特に日本の多神教的自然宗教・神仏習合についてのご指摘に、改めて日本人の柔軟性を実感しました。

この日、午前の講義終了後、来年度からの生涯課程への進級抽選会がありました。我が班は全員無事、進級する事ができました。

午後のクラス会は、都合により欠席しました。



長野県・大町市にある若一(にゃくいち)王子神社。
明治の神仏分離以前は、「若一王寺」という名の寺であったが、廃仏毀釈によって神社でありながら、三重塔や観音堂というお寺の施設を残し、神仏習合の姿を今に伝えている。(naverまとめHP。ブログ:しばやんの日々より)

2016年12月7日(水)
[於:柏・アミュゼ柏クリスタルホール]
平成28年度下期合同研修
「皆に愛されている日本のうた・世界のうた 名曲コンサート」

国際的なメゾソプラノアーティストとして活躍されている秋葉京子氏と、ピアノの梅澤直子氏の公演に約400名が出席しました。
秋葉京子氏は、二期会会員のコンサート歌手として活動を続ける傍ら、国立音楽大学教場及び同大学院教授として後進の指導に当たられている、日本を代表するソリストのお一人です。
この日、風邪気味で体調が思わしくないとの事で、「鼻声」で御免なさいとの挨拶がありましたが、流石に、その歌声は「美声」でした。

1988年ドイツ・オルデンブルク国立劇場でのビゼー作オペラ『カルメン』でタイトル・ロール(表題役)
(二期会ホームページより)

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2016年11月24日(木)〜25日(金)
[於:上田城址・草津温泉・水澤観音]
校外研修兼卒業旅行

・24日(木)
この日、数十年振りの初雪に見舞われた中、47名が乗車した大型観光バスは、8時前に柏を出発。
上信越自動車道の横川サービスエリアでは真冬を思わせる雪景色で、チェーン着装の規制がでていました。上田に着いて先ずは、熱々のキノコ汁の昼食で温まり、上田城址へ。
たっぷりのキノコ汁の鍋。

信州上田真田丸大河ドラマ館では、ドラマ撮影の裏側がヴァーチャルリアリティ映像などで分かりやすく説明展示されていました。
生憎の雪のこともありゆっくり城址の見学は出来ませんでしたが、大きな真田石のある東虎口櫓門に、残った紅葉に雪が積もった景色が印象的でした。
この日の宿泊先・草津温泉では、久し振りの草津の湯を楽しんだ後、大宴会でこの日の行事は終了。各部屋では二次会が行われました。

・25日(金)
前日とは打って変わって快晴の朝を迎えました。
出発前に雪の湯畑まで散策しましたが、道の除雪がしっかりされていて安心して歩くことができました。
この日の研修場所は、八ッ場ダムの建設現場見学です。ガイドさんの説明を聞きながら現状を確認できました。
水澤寺では、六角二重塔でいろいろな願い事をさせていただきました。
境内の水子地蔵の傍にはアンパンマン地蔵がいらっしゃいました。
アンパンマン地蔵。
昼食に、名物の水澤うどんをいただき、赤城の山々を眺めながら一路柏へ。
水澤うどん。

この時期に雪景色が観える「天候にも恵まれた」バスツアーでした。車中でもいろいろ飽きることのないような企画をいただいた幹事さんに感謝です。

真冬のような雪舞う横川サービスエリアで。

上田城址・東虎口櫓門。

雪の湯畑。            八ッ場ダム建設地。

ガイドさんから八ッ場ダム建設現場の説明を受けました。

水澤観音ではいろいろ祈願させていただきました。

赤城の山々。

2016年11月9日(水)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
第12日目

<講義>
・「いびきと眠りとは」講師:池松亮子
・「日用品で楽しむマジック」講師:渋谷剛一

池松講師は、池松武之亮いびき研究所所長、いびきカウンセラーとして活躍されていますが、今回はいびきについて解説いただきました。
いびきにも色々な発生原因があり、口蓋垂の形状、気道閉塞の他、稀に脳神経の異常が原因のものもあるとのこと、また、無呼吸が長く続くと睡眠障害等の弊害を伴うとも。余り軽く考えてはいけない様です。
いびきを掻く身としては、自身がどのタイプのいびきを掻くのか一度調べてみたいと思います。
また、殆どの人の鼻骨は、程度の差はあるものの左右どちらかに曲がっていることで、どちらかが詰まり易いとのことは初耳でした。

渋谷講師は、日本奇術協会認定師範として、マジックの指導をされていますが、今回は我々が簡単に楽しめる幾つかのマジックをご指導いただきました。
「『マジック』とは、常識を横からくすぐること。」との由で、固くなっている頭の体操であり、夢を創造することに繋がるものだとも。
種を明かされれば、な〜るほど! との皆さんの驚きの声が上がっていました。
それにしても、理屈は分かっても、手の動かし方一つ、相手の意識を逸らす話術等々、難しさも垣間見ることができました。




日本人のいびきは圧倒的に、上気道が狭い為に生じているようです。(Healthil HPより)


手品を趣味にしてみませんか?
(NAVERまとめ HPより)

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2016年10月27日(木)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
第11日目

<講義>
・「中国の政治経済と日中米関係」講師:朱建榮
・「野馬のいた風景〜国史跡下総小金中野牧跡(捕込・野馬土手)〜」講師:大塚俊雄

朱建榮講師は、上海出身の政治学者で東洋学園大学教授として中国の政治外交史を研究されていますが、今回は、現在の習近平体制・中国の現状分析をお聞かせいただきました。
ある意味で中国は、まだ発展途上国であり、長いスパンでその動向を捉える必要があること、また、現在は、内政の安定に注力しているフィリピンとイメージが重複するとの指摘には納得するところがありました。

午後の講義は、都合により欠席しました。



中華人民共和国の行政区分と領土紛争図(Wikipediaより)
中国は、近隣諸国との間での国境紛争を多く解決してきた。現在は、インド、日本との紛争が残るのみ。

2016年10月20日(木)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
第8日目(休講となった9月8日の補講)

<講義>
・「知って救える命ーAEDの操作について」講師:坂巻指揮官・上野氏他
・「どうなるアベノミクス」講師:板垣信幸

坂巻指揮官他の講師は、柏市東部消防署・光ヶ丘分署に所属される救急隊員として、救命医療の第一線で活躍されている頼もしい方々です。今回、柏市での救命活動の概要をお話しいただくとともに、AEDの使い方についてもご指導いただきました。
最近ではコンビニにもAEDが設置されているとのことで、万一の際には、探し回らずに済むようです。

板垣講師は、NHK解説委員・解説主幹として、財政、金融、国際経済を担当されていますが、今回は、アベノミクスの現状認識を主体に、現政権下で進められている財政施策の表裏を解説いただきました。また、原子力政策の大きな問題点についても警鐘を鳴らしていただきました。
日本経済の今後が益々きになってしまいました。

ステッカー表示。

被ばく警告の標識。
2007年国際原子力機構とISOにより制定される。

2016年10月13日(木)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
第10日目

<講義>
・「世界の中の日本 近代化の歩み」講師:服部道雄
・「元国際線機長が語る『運行の厳しさ・楽しさ』」講師:水口富夫

服部講師は、公益財団法人モラロジー研究所 道徳科学専攻塾塾長として活躍されていますが、今回は、日本人が忘れかけている、日本の良さを、幕末・明治の時代背景から語って頂きました。
あの時代、如何に日本が世界的に見てもまれな文化を持っていたか、また、それを支える人たちが多くいたことの素晴らしさを認識すべきこととも。
翻って現代の日本を考えると。。。。。。。

午後の講義は、都合により欠席しました。

フェートン号。
1808年英艦フェートン号がオランダ国旗を掲げて長崎出島に侵入。警備の任にあった佐賀藩が太平から目覚める切っ掛けとなった。

1853年ペリー浦賀来航図(彦根城美術館蔵)

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2016年9月21日(水)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
第9日目

<講義>
・「介護を受ける心構え」講師:松本玲子
・「高齢化社会における活性化・創造活動」講師:福留強

松本講師は、千葉県ヘルパー協議会元顧問相談役で、永年ヘルパーとしての活動を続けられたご経験をもたれています。
今回は、ご自身の自宅介護の経験も含め、介護する側、される側としての経験談を語っていただきました。
介護施設の実態は、現状では残念ながら期待できるものではないことを前提に考えなければならないこと、また、自立・回復をさせるには、行動を制限するのではなく、その方の能力を引き出してあげることが大切さであるとのご指導をいただきました。

福留講師は、聖徳大学名誉教授、全国生涯学習まちづくり協会会長等努められている、生涯学習の専門家。
今回は、いままでに参画された地域活性化・まち作り等のご紹介をいただきました。特に「創年」を提唱され、自らをリセットして前向きに生きる中高年の活動を支援され、大きな実績を挙げられている由です。
一例として興味があったのは、鹿児島県志布志市での実践で、オリジナル焼酎「創年の志」を造り、地域の特産品までになった事例がありました。自主研究グループと生涯学習受講生の共同作業と地元企業の協力の賜物とのことです。その気になれば、何かできそうな予感を与えていただきました。




老老介護
「心構え」から
・人間らしく自立したいという気持ちを心がける。
・食事は家族と一緒がベスト。
・身だしなみを整える。
・自力でできることで、それなりの役割を果たす。
・家族に甘え過ぎない。
・排泄のお世話の受けるときは、「ありがとう」の気持ちを伝える。


焼酎「創年の志」
(NPO法人全国生涯学習まちづくり協会HPより)

2016年9月8日(木) [休講]
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
第8日目

9月7日、台風(13号)接近中の為、休講となりました。
<講義>
・「知って救える命ーAEDの操作について」講師:安達康
・「どうなるアベノミクス」講師:板垣伸幸

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2016年7月28日(木)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
第7日目

<講義>
・「何かが違う 新聞のニュース・テレビのニュース」講師:高田昌史
・クラス会

高田講師は、永年企業の広報担当として、また現在はシンクタンクの研究員として、マスメディア界の人々と交流を重ねて来た方で、今回はニュースの裏側的なお話しをしていただきました。
日本の報道機関が世界的にみるとガラパゴス状態であること、特に各新聞社と各テレビ局とが同じ資本系列となっていて独立性がないことや、記者クラブによる情報の寡占化・政府機関との過度な密着構造があるとのことを知るべき。また、今ある「ニュース」を商品と捉えると、溢れる情報の信ぴょう性やその背景が見えてくる、ようです。
既存大手メディアの報道の見方を変える必要が有りそうです。

この日の午後のクラス会は、都合により欠席しました。


2016年版の報道の自由度ランキングが国境なき記者団から発表さました。白⇒黄⇒オレンジ⇒赤⇒黒の順で順位が低くなっています。
日本の順位が、年々下がっているのが気掛りです。
2016年 72位
2015年 61位 安全保障関連法案採決
2014年 59位
2013年 53位 秘密保護法強行採決
2012年 22位
2011年 22位 東日本大震災・福島原発事故
2010年 11位
2009年 17位 民主党政権誕生
(国境なき記者団webページより。)

2016年7月14日(木)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
第6日目

<講義>
・「朗読と日本語」講師:梅田宏
・「太平洋戦争から学ぶ大東亜戦争」講師:染井正徳

梅田講師は、野田市に在住で俳優・演出家として活躍されている傍ら、朗読サークルを主宰されています。今回の講義では、美しい日本語、心に響く日本語についてお話し頂くとともに、森鴎外作「高瀬舟」を朗読いただきました。
日本語は、2音で一単位として発音することから、自然に4拍子のリズムが生まれる。5・7・5・7・7等に於いても、余韻を生む無音を含めるとこのリズムに一致する由。音読をすすめる由縁とのこと。
初めて「朗読」をお聞きしました。心に沁みました。
「足るを知る」、「安楽死」のテーマは、正に現代のテーマとして考えさせられました。

この日の午後の講義は、都合により欠席しました。








[iPad,iPhone]i聞庫「高瀬舟」より。

2016年7月1日(金)
[於:上野・鈴本演芸場]
班内親睦会

班内の親睦会として、鈴本演芸場へ行ってきました。
三遊亭金馬師匠、三遊亭圓歌師匠が(失礼ながら)未だ現役で出演されていたのには感激でした。昼の部の大取は、三遊亭歌武蔵師匠でした。初めてお見受けする師匠でしたが、流石、大取を務められる師匠だけにその話術を楽しむことができました。
紙切りの林家正楽師匠のはさみさばきもお見事でした。お題を出すタイミングが有るようで、常連さんらしきお客が、間髪を入れずにお題を出されているのにはビックリでした。
約4時間、たっぷり笑わせていただきました。
たまには演芸を楽しむゆとりが必要ですね!


開演前、すでに順番待ちができている、上野・鈴本演芸場

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2016年6月23日(木)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
第5日目

<講義>
・「がんと食事を考える」講師:千歳はるか
・「高齢者の健康体操」講師:米澤清彦

千歳講師は、国立がん研究センター東病院・栄養管理室長として活躍されていますが、本日は、食事とがんの発症の関わり〜健康的な食生活のすすめについて〜と題して講義いただきました。
現在日本人は、一生のうちに、2人に1人は何らかのがんにかかると言われている由で、日本人のためのがん予防法として、以下を解説いただきました。
 @禁煙、A節度ある飲酒、Bバランスのとれた食事、C運動習慣、D適正体重
やはり、お酒は適量を守らないといけない様です!
また、色々な情報が飛び交っていますが、信頼できる「がん情報」に依るべきとの助言も頂きました。

この日の午後の講義は、都合により欠席しました。



「食生活とがん」関係表(がん情報サービスHPより)
食物としては、塩分、保存・加工肉ががん発生の促進効果がある以外には、明確な科学的根拠はない様です。アルコールは、肥満と同様に、確実に悪い影響が有るようです。

2016年6月9日(木)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
第4日目

<講義>
・「『中國の古典』ー故事と名言ー」講師:録田勲
・「尾瀬の環境保護活動について」講師:鈴木健裕

録田講師は、全国漢文教育学会・元常務理事で、二松学舎や湯島聖堂斯文会の漢文に関わる講師を務められていますが、本日は、中国の神話・伝説の時代、殷から周へかけての講義をいただきました。
中國の歴史書である「史記」から、我々にも馴染のある故事・名言の元となっている漢文をご紹介いただきました。
政権交代に関わる言葉として使われている禅譲、世襲、革命、封建の由来もお聞かせいただきましたが、特に「酒」に興味のある者としては、夏のウ王が予言された、「後世必有以酒亡国者」が気になってしまいました。くれぐれも「以酒亡身者」にならないよう謹んでお酒をいただきたいと思う次第です。
1928年からの発掘調査で「殷」の存在が確定しましたが、その前に存在したという「夏」の存在もきっと証明される時が来ることを期待しています。

この日の午後の講義は、都合により欠席しました。

司馬遷によって編纂された「史記」(Wikipediaより)

2006年7月世界遺産登録された殷墟(Wikipediaより)

2016年6月1日(水)
[於:柏・アミュゼ柏クリスタルホール]
平成28年度上期合同研修
「男の色気と女の色気の踊り分け」

この日、約500名が出席して合同研修会が行われました。
我が32期が今回の担当教室として、昨年より準備してきた研修会です。
日本舞踊・林流の林元之先生は、国立劇場、新橋演舞場等々の劇場に出演し活躍されている一方、プロ芸人である俗曲師・桧山うめ吉さん、落語家・桂伸治師匠、春風亭昇吉さん等々の若手弟子を指導されている日本舞踊家です。
今までの合同研修会ではなかったテーマだけに皆さん大いに期待し、且つ、満足した公演でした。
日本舞踊で表される女形、男形の一端が理解できましたが、それにも増して良かったのは、今回、実行委員の一人として、午前中のリハーサルから会場に詰めていたお蔭で、プロの舞踊家が行う表演の演出を間近に見学することができたことでした。
舞台装置へのこだわり、衣装の色にベストマッチする照明の色や明るさ、スポットライトの当て方、楽曲のタイミングや緞帳のタイミング等々、流石でした。
きめ細かな配慮を林先生が全て指示されていたことが最も印象的でした。





二組の男女の「しぐさ」を例に男女の色気を解説いただきました。右端が林先生。

左から林元之先生、桧山うめ吉さん、桂伸治師匠、春風亭昇吉さん。

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2016年5月26日(木)
[於:東京・江戸東京博物館]
校外研修会

今回50数名が参加しての校外研修会です。
当日の朝、常磐線、京浜東北線、東海道線等のトラブルが重なった影響で皆さん集合場所の両国駅に到着するまで結構大変だったようです。

今回の研修の目玉は、現在放送されているNHK大河ドラマ「真田丸」と連動して開催されている特別展「真田丸」と、江戸東京博物館の常設展示の見学です。

真田信繁(幸村)については、小さい時から時代物ヒーロとして、最近では歴史に残る名将として知るところで、判官びいきかも知れませんが好きな武将の一人です。
展示されていた当時を描いた屏風をじっくり見てみましたが、戦場の場面では結構リアルな殺りく場面が描かれていたのを発見。綺麗事のみを描いていないそのリアルさは、我々後世のものに、戦の恐ろしさも伝えてくれているようです。

江戸東京博物館へは、今回初めて入りましたが、なかなかスケールの大きなジオラマが沢山あり面白かったです。江戸・東京の歴史を一目で見渡せるこの博物館は、修学旅行の学生や海外からの観光客にも打って付かもしれません。
今回我々にはガイドさんがついていただけなかったことが残念でした。

見学後は、両国駅近くのちゃんこ屋さんでの昼食ですが、ハットさんは都合により参加できなかったのも残念でした。
真田丸パンフレット

真田丸(特別展)へ、イザ入場! 場内撮影禁止です。

江戸時代の日本橋の賑わいが伝わるジオラマ。

2016年5月12日(木)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
第3日目

<講義>
・「超高齢社会をいきいき楽しく」講師:木村清一
・医者に聞きにくい薬の話」講師:上村直樹

木村講師は、元柏市保健福祉部長で退職後は東京大学高齢社会総合研究機構で引き続き高齢者問題に取り組まれていますが、今回の講義では、柏市を中心とした高齢者問題の現状を客観的なデータに基づき解説いただきました。
 ・「65歳以上は高齢者」との定義は、こと日本においては、82歳程度が妥当。70歳代までは体力、知力とも活かせる年代。
 ・首都圏を中心とした超高齢化社会は必須である反面、医療施設等の充実は望み薄である現実を知る。
 ・自身が、学び・遊び・働く・そして役立ちがいのある生活を送ることで、生活の質を高めることができれば、健康寿命の延伸、介護予防の実践に繋がる。
 ・「今日行く」、「きょう用」を大切にして、外出機会を増やし、健康予防、認知症予防に努めましょう!

この日の午後の講義は、都合により欠席しました。

東京都老人総合研究所発行「老人研NEWS 219」より

                                                   このページのトップへ

2016年4月28日(木)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
第2日目

<講義>
・「高齢者のマナー」講師:岩下宣子
・「インド、タイ、ヨルダン、ハワイで過ごした20年間」講師:西脇誠五郎

岩下講師は、現代礼法研究所所長として活躍されていますが、本日は、高齢者が次の世代へ引き継いで行ってほしいマナーの一端を講義いただきました。
古くから伝わる日本の礼儀作法と世界的な礼法としてのProtocolとの差も改めて教えていただきました。
 ・日本:上位から見て左が優位。
 ・海外:上位から見て右が優位。
また、風呂敷についても再認識させられました。
・・・・我家にも箪笥に眠っている風呂敷が沢山あったのを思いだしました。

この日の午後の講義は、都合により欠席しました。





伊豆・稲取の雛飾り。
右に男性、左が女性の昔ながらの配置です。
Protocolを意識すれば、左右逆の配置とすべきこととなる。

2016年4月14日(木)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
3学年・学生総会と第1日目

この日、研究課程3学年がスタートしました。
学生数は、68名でのスタートです。

<学生総会>
 平成28年度学生総会が開催され、以下の議案が賛成多数で承認されました。
 1.平成27年度事業報告
 2.平成27年度収支決算報告
 3.平成27年度監査報告
 4.平成28年度運営委員の選出
 5.平成28年度運営方針・事業計画(案)
 6.平成28年度収支予算(案)

<講義>
・「笑いと笑顔」講師:山内惣市

山内講師は、元東洋大学教授ですが、終戦間際、特殊潜航艇の艦長として出撃間際で終戦を迎えられた経歴を持つ方です。90歳を超えられてもまだまだお元気です。
我々後輩への一言として、受動的な勉強の他に、自身が行動する自主的な勉強こそ得るものが大であるとご助言いただきました。











特殊潜航艇(帝国海軍の艦船HPより)
山内講師の話によると、魚雷2発を発射すると、浮力のバランスが崩れ、艦体が浮上してしまうため、敵艦にすぐに発見されてしまう由。急速潜行して海中に姿を隠すためには、約1分かかる。その間に敵艦からの砲撃をかわせるか如何で生死が分かれると。

                                                   このページのトップへ

2016年3月14日(月)
[於:柏・ダイニングバーSHANTY]
2学年・3学期クラス会

講義終了後、50数名が参加して、3学期のクラス懇親会が開催されました。
過日講義のあった世界遺産にちなんだ班対応クイズやビンゴ個人ゲームで大いに盛り上がりました。
我が班は、班対応クイズで見事2位でした。なお、班員の答が一致したのは20問中、1問のみだったことと、各人の得点より、班としてまとめた得点の方が高かったのは、チームワークの力なのか、はたまた、各人が如何に講義を理解していなかったのか、悩む所です。
このお店でも、各種カクテルがいただけるとのことで、皆さん大いに珍しい名前のカクテルを楽しんでいました。




店内(SHANTY 案内ちらし より)

2016年3月14日(月)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
2学年・第17日目

<講義>
・「老化のメカニズムから見た老化の防止法(若返りの秘訣)」講師:久保田和彦

久保田講師は、東京理科大学名誉教授、薬学博士で、今回は、老化・若返りについていろいろな切り口から最新情報を講義いただきました。
1.遺伝子の寿命への支配力は25%程度で、各人の環境・ライフスタイルの寄与する方が大きい。
2.長生きの秘訣は、「あくせく」しないこと、また常に「笑い」を忘れない心の持ちようが大切。
3.健康食に関わるサプリメントが巷に溢れているが、ほとんどは効果が無い。食べて腸管で吸収されるのはごく僅か。体内で生成される物質に意味が有る。
小魚など丸ごと命をいただくことで、人間の生命は維持されている。
4.脳は使わないほど樹状う突起や脳神経の消失速度が高まる。Use it, or lose it。
5.若返りの鍵はATP。ATPは細胞のなかにあるミトコンドリア内で作られる。また、ミトコンドリアは、母親の遺伝子のみを引き継ぐとのこと。










ミトコンドリア(健康新聞デジタルニュースより)

2016年3月7日(月)〜8日(火)
[於:伊豆]
2学年・第6回校外研修

今回は、参加者40名による初めての一泊研修会です。
・7日(月)雨
8:30、松戸市民劇場前からバス1台で出発。雨の中、一路高速道路を西へ。途中大きな渋滞にも合わず順調にバスは走り、網代で昼食を済ませましたが、天候は回復せず。最初の目的地である城ケ崎・門脇吊橋はスキップし、稲取へ直行することに計画変更。
雛のつるし飾り発祥の地とされる稲取では、雛の館・むかい庵を見学。
雛の和裁細工のさげ物の風習は全国でも珍しく、九州柳川地区の「さげもん」、山形酒田地区の「傘福」と、ここ伊豆稲取地区の「雛のつるし飾り」が現在まで受け継がれている日本三大風習とのこと。
見学後、この日は早々に宿泊先である、熱川温泉へ。
夕食までの自由時間を使って、温泉街を散策しましたが、人影のほとんどない静かな街でした。
お湯かけ弁財天の横の源泉では、温泉たまごの体験ができるとのことで、源泉は80〜90℃あるとの表記もありました。また、JR伊豆熱川駅近くの川岸には桜が咲いていました。河津桜でしょうか?
程よい散策後、温泉につかり、そして夕食&懇親会。
普段、顔と名前が一致しないクラスの面々と初めての会話がお酒も入って和やかに進みました。
顔と名前が一致したことが、一泊研修ならではの大きな成果だったと思います。

・8日(火)晴
8:30、宿泊先を立ち、河津へ。河津では2月10日から3月10日までの間、「河津桜まつり」が開催されているとのことで、この日も我々同様貸し切りバス利用の団体客が訪れていましたが、残念!、葉桜見学となりました。
次に向ったのは、浄蓮の滝。伊豆の踊子の銅像が迎えてくれました。
滝壺近くには、「天然記念物浄蓮の滝のハイコモチシダ」の石碑と説明看板がありました。国外では中国南部・台湾からヒマラヤにかけて分布し、国内では九州南部と伊豆半島に分布するのみの貴重な植物とのこと。
また、滝をつくる崖には、溶岩が冷えて固まった時にできた柱状節理が美しかったのが印象に残りました。
わさび田では、わさびの収穫作業を見学することができました。冷たい流れの中での作業は、全くご苦労様としか言いようがありません。
次は今回最後の目的地、沼津港へ。
先ずは観光汽船による湾内クルーズを体験。カモメを引き連れての30分間の短いクルーズでしたが、霊峰・富士を海上から仰ぎ見ることができました。暖かく、波も静かな絶好のクルーズでした。
その後、遅めの昼食は、各班毎の自由行動のため、我が班では、ずらりと立ち並ぶお食事処街の奥のお店へ。漁港ならではの海鮮物をそれぞれオーダー。ハットさんは、珍しいマグロのテールステーキをいただきました。ボリュームたっぷりで満腹&満足でした。
帰路、車中でビンゴゲームを楽しみましたが、3位の景品をいただきました。
バスは順調に進み、予定より早く、出発地・松戸に帰着することができました。

今回初めての宿泊研修ということで、幹事役の方々には大変お世話になりましたが、参加して良かった!と参加者一同感謝、感謝で、解散となりました。

<ホテル前での集合写真>

ご覧になるには、パスワードが必要です。
参加者のみにパスワードを公開しますので、ハットさんへメールしてください。

稲取・雛のつるし飾り
 
お湯かけ弁財天横の源泉と、川岸に咲く桜。


「河津桜まつり」も明日で終わりとなります。
 
「天然記念物」の石碑と看板。  浄蓮の滝。

わさび田での作業風景。

駿河湾から望む霊峰・富士山。

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2016年2月22日(月)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
2学年・第16日目

<講義>
・「中国の文化について」講師:山崎徹
・「大腸がんの診断と治療」講師:藤野啓一

山崎講師は、流通経済大学教授で、研究・専門分野は、中国古代思想史、中国哲学とのこと。
今回は、中国文化としての中華思想と中国人の宗教観について、分かりやすく概説いただきました。
特に、仏教に代表されるインド、儒教に代表される中国、仏教・儒教の混合している日本での死後の世界観の比較には納得させられるとともに、中国人の行動原理がそこにあることも理解できました。
また、漢字の持つ力を改めて知ることができました。

藤野講師は、新東京病院に外科部長として勤務される現役のお医者さんで、午前中の手術を済ませて講義に来ていただけた由。
今回は、主に大腸がんについての治療技術について講義いただきました。先端医療技術を知ることができて安心する一方、できることなら、手術を受けないように健康でありたいと思うところです。


13世紀のモンゴル帝国図(ピエール・ヴィダル、樺山紘一監訳「三省堂世界歴史地図」)


腹腔鏡手術(広島大学大学病院HPより)

2016年2月8日(月)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
2学年・第15日目

<講義>
・「しゃべらない会話術」講師:村松加王里
・「源氏物語 4帖以降」講師:上鈴木春枝

村松講師は、フリーのアナウンサー、スピーチ・コンサルタントとして話し方や伝え方について講演・研修を行っている方。
今回は、著書「しゃべらない会話術」のエッセンスを速足で講義いただきました。
会話上手になるための基本的なテクニックの紹介でしたが、要は、聞き上手になれば、話し方がうまくなくともコミュニケーションに悩むことはないとの逆説的な題名だったと思います。

上鈴木講師からは、昨年2月に初めて源氏物語について講義いただき、今回は2回目、その続編で、第4帖夕顔の巻から、第5帖若柴の巻、第6帖末摘花の巻までの3巻を講義いただきました。
源氏物語の人物関係図を参照しながら講義いただきましたが、なかなか理解できないことばかりでした。
しかしながら、この物語が1000年前に書かれたことには、ただただ驚くばかりです。


著書「しゃべらない会話術」(青月社発行)

第4帖第4段 夜半、もののけ現われる。(源氏物語の世界HPより)

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2016年1月25日(月)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
2学年・第14日目

<講義>
・「三番瀬は生物の宝庫だ」講師:大野一敏
・「川柳を楽しむ」講師:米島曉子

大野講師は、東京湾北部巻網事業協同組合長を務める漁師であるとともに、船橋市観光協会会長として三番瀬の保全運動に関わっている由。
今回の講義では、この地域が開発され始めた江戸時代から、東京湾の埋め立てが進んだ昭和時代を総括していただくとともに、三番瀬の置かれている現状について教えていただきました。
東京湾の貴重な自然の保護の大切さを知ることができました。

米島講師は、全日本川柳協会常任幹事を務める傍ら松戸市を中心に川柳の普及に努めておられる由。
今回の講義では、川柳の基本的な事柄を教えていただきました。
サラリーマン川柳については、よく目にするところですが、「川柳」そのものについては、全く知るところではありませんでしたので、その理解には役立ちました。
「音字数」が分かれば、それなりに川柳を楽しめることができるようですが、いざ作句となるとなかなか言葉が出てきません。自分の言葉の引き出しの数の少なさが身に沁みました。


宇宙から見た三番瀬

川柳イベント案内(2007年)
今年は、259年となるのでしょうか?

2016年1月13日(水)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
2学年・第13日目

<講義>
・「世界遺産のなりたちと概要」講師:片山英夫
・「徳川慶喜と昭武」講師:斎藤洋一

片山講師は、世界遺産検定マイスター(第一期)、初代海外地理名誉博士の肩書を持たれる世界遺産についてのスペシャリスト。
今回、我々が日頃見聞きする「世界遺産」について、見過ごしている基本的な事柄を分かりやいクイズ形式で解説いただきました。知らない事ばっかりでした。
各々の世界遺産がどの登録基準で登録となったかを知っているだけで、その見所が分かることを改めてしりました。

斎藤講師は、松戸市戸定歴史館館長として、徳川慶喜、徳川昭武が残した多くの資料に関わってこられた方。
今回は、近年発見された資料から「大政奉還」に関わる慶喜の思いが伝わってくることや、明治に入ってからの身の処し方について、知られることのない歴史についてお話しいただきました。時間が少なく徳川昭武に関わるお話が少なかったのが残念でしたが、いずれ松戸の戸定歴史館を訪れ勉強したいと思います。


日本の世界遺産(外務省 HPより)

徳川昭武を紹介するロンドンの新聞(1867.12.21)

                                                   このページのトップへ


【2015年】

2015年12月14日(月)
[於:柏・Long Tall Sally]
2学年・2学期クラス会

講義終了後、58名が参加して2学期のクラス懇親会が開催されました。
各班の余興で賑やかになった他、都道府県ビンゴゲームでも大いに盛り上がりました。
このお店では、各種カクテルがいただけるとのことで、皆さん大いに珍しい名前のカクテルを楽しんでいました。


店内(Long Tall Sally HPより)

2015年12月14日(月)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
2学年・第12日目

<講義>
・「スコットランドを語る」講師:鳰原吉也

鳰原講師は、日本スコットランド協会会員としてスコットランドに度々出かけられ現地事情に精通されていることから、余り知られていない英国事情をご紹介いただきました。
英国では歴史の必然として、日本では考えられないほど地方自治が認められており、スコットランドの独立運動は今後とも続くのではと思われました。また、国家としての「グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国」そのものの危うさを感じました。


4地域に分かれる英国。
(イギリス・王室Sekaino-ousitu.info HPから)

2015年12月9日(水)
[於:松戸市民会館ホール]
柏シルバー大学院創立35周年記念合同研修会

講師に茂木友三郎氏(キッコーマン且謦役名誉会長)をお招きして、合同研修会が開催されました。
「食文化の国際交流」と題して約1時間、日本食・醤油の海外進出の草創期の苦労談などをお話しいただきました。
今回は、会場が広いことから約100名の生涯大学校在学生他もご招待しての研修会でした。

第二部では、高澤学院長から柏シルバー大学院についての創立記念講話をいただきました。

この日は、早朝から招待客の受付・誘導係りを仰せつかりましたが、お蔭で、旧知の方々にもお会いすることができました。また、研修会の準備の大変さも知ることができました。
研修会後、班員6名でお茶会をしてこの日を終えました。







茂木友三郎氏の講演風景。

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2015年11月30日(月)
[於:東京・ANA機体工場]
第5回校外研修会

晴天に恵まれたこの日、約50名で羽田のANA機体工場の見学に訪れまました。
はじめに、概要説明受けた後、数グループに分かれて整備工場内を案内いただきました。
先ず初めに感じたのは、施設の大きさでした。当たり前のことながら、旅客機を収納するだけあって、その建物の大きい事、大きい事。また、6・7階の階層を備えた、飛行機の外面点検デッキや、それを支える天井のサポートなどの様子が良く分かりました。

1,000名程の整備員が昼夜交代で働いているとの事でしたが、やはり夜間の作業が主体のようで、この日見学の際には、想像していたよりは、かなり少ない方々しか見うけられませんでした。
また、施設内は、全く外の環境と一緒で、これから真冬に向い、寒さが身に染みそうな作業環境であることも知ることができました。整備員さんご苦労様です!

格納庫の手前の駐機場には、普段目にしたことのない貨物専用機が駐機していました。
旅客機とは異なり、機側に全く窓が無いのが印象的でした。

<集合写真>

ご覧になるには、パスワードが必要です。
当日の見学者のみにパスワードを公開しますので、ハットさんへメールしてください。


ANAの貨物専用機。窓がありません。


間近で見る垂直尾翼の大きさにはビックリ。


整備中の機体を見学できました。

2015年11月11日(水)
[於:柏日本閣・シンフォニーの間]
柏シルバー大学院創立35周年記念祝賀会

1981年5月創立の柏シルバー大学院が35周年を迎え、この日祝賀会が開催されました。ご来賓を含め261名が参加して祝いました。
我々32期生は、39名が式典に参加しました。
・第一部 式典 11:00〜12:00
・第二部 祝宴 12:20〜14:30
学園長から創立時の経緯や、教場をご提供いただいている方々のご厚意を改めてお話しをいただきました。感謝あるのみです。

反省:
祝宴でだいぶお酒をいただきすぎてしまいました。





35周年記念祝賀会

2015年11月9日(月)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
2学年・第11日目

<講義>
・「下総の相馬市」講師:丸井敬司
・「わかりやすい相続・遺言」講師:中村典生、新屋友教

丸井講師は、千葉市郷土博物館元館長として郷土の歴史に造詣が深い方です。
今回の講義では、相馬氏について、その成り立ちを概説いただきました。
千葉六党として千葉氏から派生した相馬氏の系統と伊勢神宮の荘園である相馬御厨、頼朝との関係、奥州の相馬郡および下総相馬氏の成り立ちと終焉までお話しいただきました。
また、妙見信仰についても、その一端をご紹介いただきました。

中村・新屋両講師は、三井住信託銀行の現役のコンサルタント・相談係りを務めておられる方で、我々の年代の者には知っておくべき、相続や遺言のことについて、いろいろな事例をご紹介いただきました。
セカンドライフを考える時、80歳・90歳まで長生きする前提で考えることが必須であること、再認識です。

染谷川の合戦に示現した妙見と良文・将門の図。
下総国千葉郷妙見寺大縁起絵巻(千葉市立郷土博物館:千葉県立関宿城博物館デジタルミュージアムから)
尊星王・妙見菩薩
(滋賀県園城寺蔵:BackFromTheTemple HPより)

パンフレット
セカンドライフのマネープラン(三井住友信託銀行パンフレットから)

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2015年10月27日(火)
[於:運河・新川]
32期・班食事会

好天に恵まれたこの日、班のメンバー10名(1名は都合つかず欠席)で利根運河周辺の散策&昼食懇親会を行いました。

春には、桜並木が美しい運河水辺公園ですが、この時期は、花はなくチョット寂しくはありましたが、好天に恵まれたお蔭で、絶好の散策日和でした。
利根運河には鴨が遊び、小魚の魚影も沢山観ることができました。

運河のすぐ横に建つ、窪田味噌醤油鰍ノ立ち寄り、美味しいお味噌汁を試飲させていただきました。
勿論、各自お勧めの品を買い求めていました。

「Brasserieしんかわ」では、コースのランチをいただきながら、四方山話に花を咲かせ、あっという間にデザートまで頂きました。
昼間に飲むビールは、いつ飲んでも美味しいものです。
・・・残念だったのは、この日、夜に会合の予定ががあったため、余りお酒を飲めなかったことでした。


鴨が遊ぶ利根運河。

窪田味噌醤油鰍ノ立ち寄りました。

Brasserieしんかわ でランチのコース料理をいただきました。

2015年10月26日(月)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
2学年・第10日目

<講義>
・「論語に学ぶ」講師:守屋洋
・「食の安全を考える」講師:酒井尚平

守屋講師は、中国文学者として中国の古典に精通されていますが、今回は、論語について講義いただきました。
孔子の人となりも含め、20の語録を分かりやすく解説いただきました。論語は修己治人の書として、現代でも通じる人間としての生き方を語っていることは確かなようです。
近年、徳(仁・智・勇・寛・信・義)のある、政治家・経営者が少ないのが残念です。

酒井講師は、丸紅エッグ褐ウ社長として食に関わった経験を基に、今回はシルバー世代として食について知っておくべき事柄を講義いただきました。
世界から、特に米国から輸入せざるおえない日本の食糧事情を客観的に認識しておくこと。また、健康情報については、溢れる情報に惑わされる事なく、自身に適した活用の仕方が必要とのこと。
やはり、TPP発行以降予想される、輸入食材については、要注意ということでしょうか?
農業改革による国産食材の復活を期待したいところです。


「論語の人間学」(守屋洋著、プレジデント社発行)


日本の国別小麦輸入(2014年農林水産省HPより)

2015年10月14日(水)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
2学年・第9日目

<講義>
・「これからの日中関係」講師:朱建榮
・「小倉百人一首の世界@」講師:中谷順子

朱講師は、東洋学園大学でアジア国際関係・中国現代史を専門とする教授として活躍されている方で、2013年に中国当局に拘束される事件でも話題となった。
今回は、中国の現状を踏まえ、日中がどのように付き合うべきかとの持論をお聞かせいただきました。中国での生活と日本での生活が約30年づつとなり、両国の立場が最も分かる人間なればの言葉かと理解されました。

中谷講師は、詩人・文芸評論家として活躍されている方で、昨年6月の講義以来2回目の講義です。
今回は小倉百人一首の選者・藤原定家にスポットを当てた解説をいただきました。
藤原氏の政略的な天皇家との関わりの凄さにはただただ驚愕するのみですが、この時代のバイタリティーが有ればこそ世界に冠たる和歌を始めとする日本の文化が生まれたものと理解させていただきました。


2015年5月23日北京で開催された中日友好交流大会に習近平国家主席が出席。
(RecordChinaHPより)

かるた(楽天市場店・ジグソークラブHPより)

                                                   このページのトップへ

2015年9月28日(月)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
2学年・第8日目

<講義>
・「日本の話芸 落語」講師:むかし家今松(七代目)師匠
・「これだけは知っておきたい心臓・血管病の最新診断・治療技術」講師:渡邊和彦 検査技師長

今松講師は、落語協会所属の真打として活躍されている方で松戸市出身とのこと。
今回は、落語・講談・浪曲の歴史とともに、落語「天狗裁き」を語って頂きました。
講談は成功例を、落語は失敗例を反面教師として人生を語るもので、いつの世にも通じるもののようです。

渡邊講師は、千葉西総合病院勤務の検査技師長で、今日はピンチヒッターでの講師役です。
今回は、最新の心臓・血管病診断技術とその治療技術について、リアルな画像を使って解説頂きました。
松戸市に日本有数の病院が有るのは心強い限りです。
・・・自身としてはお世話になるような病気になりたくはありませんが。。。


安楽庵策伝上人(京都 誓願寺所蔵)

千葉西総合病院のカテーテルスタジオ
(2015年8月19日テレビ東京 L4youでの放送から)

2015年9月14日(月)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
2学年・第7日目

<講義>
・「高齢者の交通安全について」講師:坂口係長、牟田課員
・「雑司ヶ谷霊園に眠る名士たち」講師:長江曜子

坂口・牟田講師は、柏警察署交通課に勤務されている方々です。
今回は、四輪車、自転車などの事故について講義いただくとともに特殊ゴーグルによる酩酊時の疑似体験や、自転車事故時、意に反して「加害者」にならない為の身の処し方についてアドバイスいただきました。
今年6月1日から改正となった道路交通法では、自転車の安全対策が大きく変わったようです。

長江講師は、聖徳大学文学部教授で、昨年7月にも講義いただき、今回で2回目の講義です。
今回は、雑司ヶ谷霊園に眠る森鴎外、夏目漱石、太宰治 他、多磨霊園に眠る与謝野晶子、岡本家(岡本かの子・岡本一平・岡本太郎)、長谷川町子 他の墓石・墓誌から読み取れるそれぞれの死生観や人となりを解説いただきました。
墓石の裏を確認することでいろいろ分かるとのコメントもありましたが、さすがは石匠さんですね。


講習につながる自転車の危険行為14項目
(日経電子版より)

雑司ヶ谷霊園マップ(雑司ヶ谷霊園HPより)

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2015年7月13日(月)
[於:柏・高島屋ステーションモール 鳳鳴春]
2学年・1学期クラス会

この日、午前中の講義後、柏へ移動してクラス会が開催されました。58名が出席しました。
普段は班行動が主体ですが、今回は、会場入り口で男女別に席のくじ引きを行い8テーブルに別れ着席。初めて会話する方々ばかりとの同席で始めは会話も進みませんでしたが、お酒も進み、ゲームで盛り上がる中、会話も弾み、懇親を深めることができました。
終了後、班の主だったメンバーで、近くの喫茶店でお茶をいただいて解散となりました。



(千葉県公式観光物産サイト「まるごとeちば」から)

2015年7月13日(月)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
2学年・第7日目

<講義>
・「笑いと元気になる言葉さがし」講師:兼子かね子

兼子講師は、生活心理士、ストレスカウンセラーとして心と体のストレスケアがご専門との由。
今回の講義では、笑いや、ポジティブな良い言葉を使うことで元気になれるとのお話でした。
また、「〜したい(鯛)」から「〜します(鱒)」に変わりましょうとのご提言でした。
今の自分を大切にして、何事にもストレスをためない前向きな生活をしたいものです。




埼玉県歯科医師会「お口の健康づくり」より

2015年7月13日(月)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
2学年・第6日目

<講義>
・「柏シルバー大学院の歴史」講師:高澤俊夫、山田輝雄
・「日本文学樋口一葉 日記の一断面」講師:稲澤秀夫

高澤講師は、柏シルバー大学院の学院長、山田講師は、副学院長として現在その重責を果たされているお二人です。
今回改めて創立から現在までの歴史を語っていただきました。本来であれば入学早々にお聞きすべき事だったかとも思いますが、自主運営組織としての課題を再認識する良い機会でした。
安定して利用できる教場の確保が如何に大変か!
今後ともこの課題が最重要課題かと思われます。

稲澤講師は、学習院大学名誉教授で、昨年4月にも講義いただき、今回で2回目の講義です。
今回は、日本を代表する女流文学者である樋口一葉の「日記にあらわれた自立への女の苦闘」を熱く語っていただきました。文学にはとんと無縁なハットさんですが、名前ぐらいは記憶しています。24歳でこの世を去られましたが、内容の濃い人生を生きられたようです。



柏シルバー大学院校章


1951年発行、樋口一葉の切手

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2015年6月22日(月)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
2学年・第5日目

<講義>
・「落語で見る江戸の生活」講師:山遊亭金太郎
・「勝海舟の論語的生き方」講師:広瀬幸吉

山遊亭金太郎講師は、落語芸術協会に所属する真打ちの落語家で、昨年も講義をいただきました。
今回は、落語を通し江戸の生活を垣間見る嗜好で、「百川」「もう半分」の二題の落語をお聞かせいただきましたが、特に印象深かったのが、お酒に関することで、「直醒め」「村醒め」なる”銘柄”でした。
直醒めは、飲んでも直ぐに醒める酒。
村醒めは、村から出るころに醒める酒。 との由。
江戸時代、灘から樽で酒が運ばれてくるが、問屋・小売店に卸される過程で、酒を水で薄めていたとのことを伝えていることを知りました。
現在でも、それらしきお酒に出会うことが無くはないかと。

広瀬講師は、民間研究団体「北辰文化倶楽部」の理事長で「海舟の論語的生き方」を昨年11月に出版されました。
今回の講義では、佐藤一斎の言志四録にある「三学戒」(少くして学べば、則ち壮にして為すこと有り、壮にして学べば、則ち老いて衰えず、老いて学べば、則ち死して朽ちず)を皮切りに、海舟に関わるエピソードに触れながらその背景にある儒教精神を解説いただきました。海舟の大フアンである広瀬講師の強い思いが感じられました。





灘から江戸へ酒を運んだ樽廻船(宝酒造記念館HPより)


勝海舟(Wikipediaより)

2015年6月8日(月)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
2学年・第4日目

<講義>
・「『奥の細道』と芭蕉に生涯」講師:山本紘太郎
・「演劇の楽しみ方」講師:原田規梭子

山本講師は、旅行作家・劇作家で、昨年6月にも講義頂きました。
今回は、松尾芭蕉の「奥の細道」を中心に、当時の旅の様子を含め講義いただきました。
芭蕉のいくつかの名句についての解説では、句に詠まれた情景が、芭蕉の豊かな創造の産物であることが、研究調査で分かってきたとの事が印象的でした。

原田講師は、東洋学園大学学長、英米の演劇がご専門。
今回は、演劇の始まりとギリシャ悲劇について講義いただきました。
普遍的な人間性のテーマは、時代を超え、また、言葉の壁を越えて理解されるとのこと。日本の演劇団がギリシャの古代劇場でギリシャ悲劇を公演して高い評価を得たこともご紹介いただきました。
紀元前5世紀に書かれたギリシャ悲劇、その寿命の永さに脱帽するのみです。


芭蕉の旅のルート(芭蕉と伊賀HPより)

ギリシャの古代劇場図(Wikipediaより)

2015年6月3日(水)
[於:柏・アミュゼ柏クリスタルホール]
平成27年度上期合同研修
「映画の発想」

この日、約400名が出席して合同研修会が行われました。
講師は、脚本家として数々の受賞作品を手がけられている、加藤正人氏。
脚本家の仕事の要点は、いかに魅力的な「人間」を描くことができるかに尽きる様です。また、同じドラマでも、テレビではセリフで、映画では動きで表現することが多いようです。観客自身が感情移入できてこそ感動が得られるとのことで、如何に観客を引きつけられるかで、脚本の良し悪しは決まるようです。
映画は、観ることに集中できる映画館で観るのが一番とのコメントもありました。
そう云えば、最近、映画館で映画を観た記憶がありません。





黒澤明監督の名作「七人の侍」の一場面を例にとり、講演される加藤正人講師。
映画では、無駄なセリフは削除して、観客に想像させるのも有効なこととの由。

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2015年5月25日(月)
[於:東京・警視庁交通管制センター]
第4回校外研修会

この日、10時40分、新橋駅に集合。
愛宕警察署の側にある警視庁新橋庁舎2階の管制センターへと向かいました。
管制センターでは、4人一組の担当クルーが交代で24時間任務に就いているとの説明がありました。若干担当者の人数の少なさに驚きを覚えるとともに、自動化が進んでいるとはいえ緊急事態への対応が4人でできていることには驚きでした。
正面の大型監視パネルに「ようこそ」の歓迎メッセージを表示いただきましたが、いろいろ心遣いをされているのにも驚きました。

見学後、増上寺へ参拝後、境内の食堂でお弁当を頂きました。
本日の研修会はこれにて終了。
各班毎に自由解散となりました。
我が班では、希望者にて今年徳川家康公没後400年を記念して開館したばかりの増上寺宝物展示室と境内にある徳川将軍家墓所の拝観を行いました。
展示室では、英国から100年ぶりに郷帰りした「台徳院殿霊廟模型」が展示のされていました。
また、その後、近くの東京タワーへ行ってきました。


警視庁交通管制センター

増上寺

昼食のお弁当

2015年5月11日(月)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
2学年・第3日目

<講義>
・「南極の自然とエネルギー」講師:中島岳人
・「知的障害・発達障害の指導と教育法の国内外の実情」講師:宮崎英憲

中島講師は、滑ヨ電工の技術研究所チームリーダーで、第46次南極地域観測隊夏隊に参加された由。
今回の講義では、そのご経験に基づき、日本の約37倍ある南極大陸の観測の歴史や、観測隊の活動内容等、普段のニュース番組では紹介されないような現地の様子をご紹介いただきました。特に印象に残ったのは、昭和基地の活動に欠かせないエネルギー源の確保について色々な再生可能エネルギーや省エネルギーについての取り組みが進んでいることでした。また、「しらせ」が運ぶ物資の60%近くが燃料であることは、初耳でした。

宮崎講師は、東洋大学名誉教授で、中央教育審議会・特別支援教育の在り方に関する特別委員会委員長として、「共生社会に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進」(報告)をとりまとめられたご経験がある。
今回の講義では、日本における特別支援教育の歴史と制度、そして発達障害について解説いただきました。 「知的障害」との言葉は、一種の差別用語であり、「発達障害」と理解されるべきこと。また、自閉症やアスペルガー症候群の障害者の実数はかなり大きな比率となってきており、一人一人の個性に合わせた教育(インクルーシブ教育)の方向へ変化しているとのこと。また、成長期(少年期)に適切な支援が与えられれば、彼らの純粋な能力、天才的な集中力が生かされるとのことは、心に残りました。
天才と云われる人々や、諸芸に秀でた人々の中には発達障害だったと考えられる方が少なくない由。



南極の地図。(中央法規出版樺n球環境キーワード事典より)


毎年4月2日を「世界自閉症啓発デー」(World Autism Awareness Day)とすることが国連で2007年決議されている。(世界自閉症啓発デー公式サイトより)

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2015年4月27日(月)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
2学年・第2日目

この日は、2班が当番班でした。会場利用時間の制約もあり、座席配置等の準備については、戸惑うばかりでした。

<講義>
・「ベルギーの歴史と文化」講師:中島俊樹
・「日常の食生活で知っているようで知らないことー食品に関してー」講師:延原昭男

中島講師は、名古屋外国語大学講師であるとともに、ベルギーのブリュッセル航空日本地区代を務められており、ベルギーの旅の楽しみ方を熟知された方です。
今回の講義では、ベルギーアラカルトとでも言うような現地事情を2時間に詰め込んで解説いただきました。
ベルギーについては、欧州の中でも余り馴染が有りませんでしたが、お蔭で親近感が湧きました。

延原講師は、元キッコーマン醤油(株)役員で、食品の開発研究に携われたご経験を待たれている方です。
今回は、食品、サプリメント、アルコールについての知識を講義いただきました。
特に、今年4月から始まった「機能性表示制度」については、企業が自身の責任の下で申請するものであり、トクホのように国が審査しているものではないことを充分認識すべきとの注意喚起をいただきました。氾濫するコマーシャルに踊らされることのないようにしたいものです。

講義終了後、近くの喫茶店で班の懇親会を行いました。



ベルギーの地図。(ベルギー観光局HPより)

機能性表示食品について(healthクリックHPより)

2015年4月13日(月)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
2学年・学生総会と第1日目

この日、研究課程2学年がスタートしました。
教場も別会場となり、心機一転してのスタートですが、残念ながら我々の班のメンバーS氏が体調不良とのことで退学されました。我々の班は11名、学生数71名でのスタートです。

<学生総会>
 平成27年度学生総会が開催され、以下の議案が賛成多数で承認されました。
 1.平成26年度事業報告
 2.平成26年度収支決算報告
 3.平成26年度監査報告
 4.平成27年度運営委員の選出
 5.平成27年度運営方針・事業計画(案)
 6.平成27年度収支予算(案)

<講義>
・「東京電力東葛支社の概要」講師:松下正光
 「我が国の電力事情について」講師:朝川陽一郎

松下講師は、東京電力(株)東葛支社長、朝川講師は、東葛支社企画総括グループのマネージャーで、東電の現状および電力事情について概説いただきました。
東電では、来年から実施される電力の小売り全面自由化に向けて、発送電分離が着々と進んでいるとのこ、また、東西周波数変換能力が120万KWから200万KWへ増強される見通しとのことを改めて教えていただきました。電力の流通も今まで以上に活発になるものと思われます。
我家の電力についても、自由化の影響がどのように出るのか一度検討してみようと思います。メリットが有るのか? はたまた、値上げに苦しめられるだけなのか?

追記:「東西間送電能力(周波数変換能力)を、2020年までに300万KWまで拡大するとの経済産業省の方針が出された。」との記事(16日、日経)がありました。また、その設備費約3,000億円は、電気料金に上乗せするとも。









コミュニティーホールがある東京電力東葛支社



小売全面自由化に伴う電気事業者の再編案(出典:資源エネルギー庁)

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2015年3月10日(火)
[於:柏・さかなや道場]
学期末クラス会

3学期が終了したこの日、クラス会が開催されました。参加者は62名。
今回は、我々の班が持ち回り幹事となりました。
残念ながら当日キャンセルの方も出たため、お店との調整が大変だったとの交渉ご担当の呟きがありました。
大人数の宴会でしたが、各テーブル毎に十分懇親を深められたかと思います。
なお、我々の班は会終了後、ご苦労さん会を別途して解散となりました。




4列のテーブルに分かれての昼会です。

2015年3月10日(火)
[於:柏・教育福祉会館2階大会議室]
第18回講義
<講義>
・「千葉県の四方」講師:石上瑠美子

石上講師は、NPO法人松戸市民劇団理事長で、松戸シティガイド代表などを務められている由。
今回講義では、千葉県に関わる雑学的な内容のお話しをいただきました。劇団の座長らしい元気な張りのある大きな声での講義には圧倒されました。

早いもので、1年間の講義が修了しました。来月からは、研究課程2年生として、また新たなスタートをきる予定です。


(千葉県 HPより)

2015年3月3日(火)
[於:新柏・東京電力東葛支社コミュニティホール]
第17回講義
昨年10月14日台風の為、休講した代替講義として開催されました。
<講義>
・「電子社会の利便性と留意点について」講師:広瀬英彰
・「地震の話」講師:牧正

広瀬講師は、「スペースディレクター」とのこと。(どのような活動をされているのかは良く分かりませんでした。)
今回は便利なツールとしてのインターネットやメールについての基本的な心構えを講義いただきましたが、特に無料メールアプリLINEを使う時には個人情報がオープンとなることは知っておくこと、また、便利な電子器具には電源喪失時の備えが必須であり、何らかの補完するものをもつことが重要であるとのアドバイスをいただきました。

牧講師は、元気象大学教授で永く地震に関わられた由。
今回の講義では、地震の予知はできないとの地震学の現状を各種データを示して説明いただきました。
大自然の営みには人間の知恵などまだまだ敵わないとの思いを新たにさせられました。
いつか来る大地震には、備えあるのみでしょうか。



ウィキペディア周辺のWorldWideWebネットワーク図
(Wikipediaより)


「24時間以内に発生した地震」のマップ
(防災地震Web HPより)

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2015年2月24日(火)
[於::柏・教育福祉会館2階大会議室]
第16回講義

<講義>
・「源氏物語」講師:上鈴木春枝
・「激動の国際問題を読む」講師:大貫啓行

上鈴木講師は、都立高校教諭を経て、川柳教室講師等の他、源氏物語研究会を主宰し、源氏物語を楽しんでおられる様です。今回の講義では、源氏物語の舞台背景を含めた全体像・人間関係図と、第1帖から第3帖までを時間いっぱいまでお話しいただきました。
古典文学作品には、全くと言っていいほど縁遠かった私にとっては、なかなか興味深い内容でした。

大貫講師は、元警視監で現在麗澤大学名誉教授。今回の講義では、クルド問題を始めロシア、中国で起きている民族紛争の一端を概説いただきました。
また、本日の新聞紙上に、『国連安全保障理事会で行われた「国際平和と安全保障の維持」をテーマとした公開討論会で、戦勝国を中心とした戦後秩序の維持を強調するとともに、「侵略した歴史を捻じ曲げようとする者もいる」と日本を暗にけん制した発言があった。』との報道に触れ、現在、世界の中で日本の外交が孤立していることを危惧されたことには、全く同感でした。井の中の蛙にならぬようしたいものです。


土佐光起筆『源氏物語画帖』より「若紫」
(Wikipediaより)


黄色の部分がクルド人居住地域。旧オスマントルコ勢力下では一つの国だったようです。
(Matome.naverHPより)

2015年2月17日(火)
[於:東京・印刷博物館]
第3回校外研修会

この日、TOPPAN小石川ビル内にある印刷博物館の視察研修がありましたが、残念ながら先約があり参加できませんでした。
参加された方からは、非常に良かったとのコメントがありましたので、機会があれば別途見学したいと思っています。


印刷博物館・総合展示
(印刷博物館HPより)

2015年2月10日(火)
[於:柏・教育福祉会館2階大会議室]
第33期入学者選考抽選会

この日、放課後、公開抽選会が開催されました。
応募総数266名(男性:45%、女性:55%)で、
柏市、流山市、松戸市、野田市他からも数十名の応募があったとの由。35年の歴史の中で過去最高の応募者数となり、3.5倍の狭き門となりました。
抽選会は、立会人の他、約20名程の見学者の見守る中、A・Bグループに分かれて応募者一人づつ合否の抽選が行われました。各地域とも同じ合格率になるよう配慮されたもので、役員方のご苦労がうかがえる抽選会でした。
「34期会」の学友も数名応募していましたが、残念ながら全員選に漏れました。


抽選Aグループ

抽選Bグループ

2015年2月10日(火)
[於:柏・教育福祉会館2階大会議室]
第15回講義

<講義>
・「江戸の旅」講師:安田吉人
・「賢い医者のかかりかた」講師:谷口義則

安田講師は、中央学院大学非常勤講師として江戸期の文学に取り組まれているとのことで、今回は、江戸期においてベストセラーとなった旅にまつわる版本・浮世絵の一端を講義いただきました。仮名草子『竹斎』から始まり『奥の細道』、『東海道中膝栗毛』などの「旅」をキーワードとしての解説は、なかなか新鮮なものがありました。

谷口講師は、生涯医療ネットワークの代表世話人として、患者自身がより良い医療を選択できる「選ぶ医療」を目指し啓蒙活動を行っているとのことで、今までの経験に基づく患者目線に立った常識・非常識を講義いただきました。特に印象的だったのは、医者といってもその専門分野以外では、医原病(医療行為がかえって病気を発生させる)を発症することすらあることを認識すべきだということ。また、ガンについては、その分野の専門医にお願いしないと非常に危険であるとの警鐘とともにガンしか対応できない病院では治療の幅が狭い点、注意が必要とのアドバイスには納得できました。


「雙筆五十三次 日坂」 「小夜の中山 無間山遠望」
(東京都立図書館HPより)


(生涯医療ネットワークHPより)

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2015年1月27日(火)
[於:柏・教育福祉会館2階大会議室]
第14回講義

<講義>
・「雲の上の別天地ーお花畑の自然」講師:小疇尚
・「発声と喉の健康&癒しの歌」講師:イザナギTaRO

小疇講師は、明治大学名誉教授で、山地の地形および自然環境・景観の研究の第一人者で、国内では大雪山、日本アルプス、海外ではヒマラヤを始め旧東欧圏の山地を調査フィールドとしている。今回の講義では、調査で訪れた各地のお花畑の様子を地形学をベースとしたデータに基づき解説いただきました。日本では、まだ高山植物が生き延びる環境が保全されている世界でも貴重な自然が残っているとのこと。若かりし頃登山した時のことも思い出しました。山は大事にしたいものですね。

イザナギTaRO講師は、ソプラノのようなクリアなハイトーンと男性の力強い歌声を合わせもつボーカリストで、今月25日に開催された「クラシカル・クロスオーバーオーディション グランプリ大会」でグランプリを受賞されました。今回は発声についての基本的なことを丁寧に教えていただくとともに、その素晴らしい歌声を披露していただきました。さながらミニコンサートの様でした。シューベルトのアヴェマリアとカッチーニのアヴェマリア、どちらも最高でした。自分の発声については今まで何も考えたことがなかっただけに、改めて人間の持つ「声帯」の機能のすばらしさを実感する事が出来ました。





2009年岩波書店、小疇尚共著



2015年1月13日(火)
[於:柏・教育福祉会館2階大会議室]
第13回講義

<講義>
・「悪質特殊詐欺の実態と防止策について」講師:鈴木・中村両氏
・「日本の伝統文化と現代文化」講師:鈴木哲

鈴木・中村両講師は、柏警察署生活安全課に所属される方々で、柏市での防犯活動に注力されている由。振り込め詐欺被害で柏市は県内3位の被害を受けていること。また、自動車の盗難については件数は減っているものの盗難車種が多様化しており各家庭でも注意が必要とのことでした。
なお、自販機の下端に設置場所の住所表示があるので、何かの際には役立つとの情報も頂きました。

鈴木講師は、日本大学講師で、我が国の伝統文化の源流は、中国の影響が薄れた平安時代から始まり、室町時代、江戸時代にその発展が特徴づけられているとのこと。また、その影響は現在の我々の生活の中に伝統文化として、また、精神的なバックボーンとして根づいているとの解説がありました。「多神教文化」、「御霊信仰」等興味あることが沢山でてきましたが、短時間ではカバーしきれないものばかりで、そのさわりだけだったのが残念でした。次回を期待したいところです。




自販機下端に住所表示(→の先)ラベルが貼ってます。


鈴木哲共著「怨霊の宴」

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【2014年】

2014年12月9日(火)
[於:柏・木曽路]
学期末クラス会

2学期が終了したこの日、クラス会が開かれました。
約60名の参加者でした。
小グループの個別テーブル席のため、クラス会として今ひとつ盛り上がりのない食事会でしたが、班毎の親睦には十分だったようです。
また、本日実施された研究課程からの進級条件についての投票結果が発表されました。自主運営ならではのクラス運営の難しさですが、これで一安心です。

ただ、残念なことに、我が班の班長S氏が家庭の事情で本日を最後に通学を諦められた由で、今日は送別会を兼ねることになりました。





木曽路柏店(Googleストリートビューより)

2014年12月9日(火)
[於:柏・教育福祉会館2階大会議室]
第12回講義

<講義>
・「動物園に行こう」講師:宗近 功

宗近講師は、元千葉市動物園園長で、動物園の設計段階から関与された由。
動物園経営の立場から語られた展示動物の確保の難しさや、交配の制限がもたらす展示動物の供給不足が現実的になっていることが印象的でした。





千葉市動物園HPより

2014年12月3日(水)
[於:柏・アミュゼ柏クリスタルホール]
平成26年度下期合同研修
「ピアノでつづるウィーンよもやまばなし」

この日、約400名の柏シルバー大学院生が出席して下期の合同研修会が行われました。
井ノ上ファミリーによるホームコンサートで、井ノ上ていさんの軽快なオーストリア・ウィーンに関わる音楽よもやま話と演奏を楽しむことができました。
あまりクラシック音楽に馴染のないハットさんですが、井ノ上瞳さんのソプラノの歌声は、日本語ではないのですが、気持ちよく耳に入っていきました。
アンコールで、もう一曲演奏していただきました。





演奏される井ノ上ファミリー。

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2014年11月25日(火)
[於:東京港]
第2回校外研修・東京港沿岸視察

あいにくの雨天となりましたが、この日、東京都港湾局の視察船新東京丸に乗船しての第2回校外研修が行われました。

日の出埠頭を出港後、海から芝浦埠頭・品川埠頭・大井コンテナ埠頭を見学。
大型コンテナ船が着岸して荷卸ししている様子が見学できました。10万トン級の大型貨物船の威容に圧倒されました。全長330mを超える巨大な船が15名程度の船員で運用されている由でした。また、荷卸しもガントリークレーンンのお蔭で、従来2週間掛かっていたものが僅か1日で終了できるとのこと。

埋立地外側の泊地には、船は停泊していませんでした。船酔いするほどのことはありませんでしたが、この海域では波も多少高くなったようでした。

ゲートブリッジを下から見上げましたが、やはりその大きさは凄かったです。 また、制作中の大型浮きドックの大きさにもビックリでした。

ただ、あたりは雨雲に覆われ、沿岸の様子はほとんど見えなかったのが残念でした。

船は、青海に着岸し、今回の研修は終了となりました。この日は、連休明けで南極観測船宗谷や船の科学館が休館で見学できなかったため、我が班は、お台場のアクアシティーで、「班の懇親会」会場に直行しました。帰り際、照明がついて鮮やかになったレインボーブリッジを観ることができました。


視察船新東京丸に乗り込む

定員60名で一杯になった船内ラウンジ

10万トン級のコンテナ船をまじかに観る

制作中の大型浮きドック

夜景も綺麗でした

2014年11月11日(火)
[於:柏・教育福祉会館2階大会議室]
第11回講義

<講義>
・「世界経済と私たちのくらし」講師:阿部忠久
・「世間の裏側」講師:秋山紀勝

阿部講師は、野村証券(株)柏支店のFinancialAdviser課長で企業のAdviserとして活躍されている由。
ここ数年の世界経済の流れと国内経済の流れを概括していただきました。海外では、先進国経済が主導していること、とりわけ中古住宅販売や自動車販売が右肩上がりとなっている米国が世界経済をリードしている。また、BRICsの中ではインドが注目に値するが中国はリスクが大き過ぎるなど、データの裏付けを踏まえての解説は非常に理解しやすいものでした。国内では、安倍政権の第三の矢がどのような効果をもたらすか、いろいろ予測されているがまだ不透明とのことでした。

秋山講師は、元朝日新聞社の記者で現在各地で講演活動をされていますが、今日もそのパワフルなお話しで、国内の諸問題についての見かたをご教示いただきました。特に新聞については、朝日・毎日・東京に対し、読売・産経・日経が対立構造になっている点を踏まえて報道を読み解くことが必要なようです。また、一面のトップ記事に隠れる二面の小さな記事こそ注目すべきとのご意見は大いに参考になりました。今後も一般市民の生活に影響する新しい法案が水面下で検討されていることについても触れられ、注意が必要とのことでした。


米国の企業・消費者マインド(野村証券)


秋山講師著書「ええからかん人生」

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2014年10月28日(火)
[於:柏・教育福祉会館2階大会議室]
第10回講義

<講義>
・「マスコミは真実を伝えているか」講師:大島信三
・「脳卒中の話」講師:鈴木泰篤

大島講師は、元産経新聞社編集委員で、月刊「正論」の編集長を永く勤められた由、また現在インターネット上にときどきのホットなニュースに関する「ひとことメモ」他をアップされています。
マスメディアで報道される記事について、マスコミ人としての観点から、その裏側を少しだけ開陳していただきました。
報道については、何を信じたらいいのか?
自分なりに事実を評価することが必要ですね!

鈴木講師は、千葉西総合病院の現役の脳神経外科医で、今回はCT画像による主に脳卒中についての事例紹介をいただきました。
ステント技術等の最新の医療技術を使えば患者への負担も軽減できること、そして、定期健診での動脈瘤の発見につながった事例も紹介いただき、何よりも早期発見による予防が必要とのことでした。




「正論」表紙


「脳卒中予防十か条」日本脳卒中学会資料より

2014年10月14日(火) [休講]
[於:柏・教育福祉会館2階大会議室]
第9回講義

日本列島を縦断してきた台風19号の為、休講となりました。
<講義>
・「新しい視点からの老化のメカニズムと予防法」講師:久保田和彦
・「日本の伝統文化と現代文化」講師:鈴木哲


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2014年9月22日(月)
[於:柏]
2班懇親会

講義後、2班の懇親会が開催されました。
今回は、残念ながら8名の参加で、カラオケルームで約2時間半ほど、ひたすら歌い続けました。
皆さんそれなりに持ち歌を披露いただきました。



(カラオケビックエコーHPより)

2014年9月22日(月)
[於:柏・教育福祉会館2階大会議室]
第8回講義

<講義>
・「軍師 黒田官兵衛」講師:大出俊幸
・「話し方 人・地域とのふれあい」講師:澤田良雄

大出講師は、戦国時代の人物史を得意とされる方で、黒田官兵衛の生きた時代の背景が良く分かる歴史資料として「信長公記」があることを教えていただいた。テレビドラマでは表現できない残虐な殺戮の事実も記録されており、戦は常に残酷であることを忘れてはならないことだと再認識させられました。

澤田講師は、ビジネス教育に永く携わっている方で、人と人とのつき合い方の基本的なこととして、「ABC」になぞらえてお話しいただいた。
 A : あたりまえのこと を
 B : 馬鹿にしないで
 C : ちゃんとやれ 
また、人に寄ってきていただけるような人になれば、自ずと良い人間関係が築けるとも。








(信長公記/陽明文庫所蔵 Wikiipediaより)


(澤田講師からいただいた資料)

2014年9月9日(火)
[於:柏・教育福祉会館2階大会議室]
第7回講義

長い夏休みも終わり今日から2学期がスタートです。

<講義>
・「老いとユーモアのセンス」講師:水野治太郎
・「高齢者の法律問題」講師:山本有司

水野講師は、麗澤大学名誉教授であるとともに「生と死を考える会」の理事長であり、グリーフケアの第一人者ですが、その経験から得られた大事な人を失った残された人の心のケアの必要性、そして事実を素直に肯定すること、視点を変えて事実を見つめれば悲観を抱擁する心を持てるものとの、少々難しい内容のお話しでした。

山本講師は法学館法律事務所の現役の弁護士であり、担当した事案の内容を踏まえた現実的な法律問題を分かりやすく解説いただきました。あっという間の2時間でしたが、できればもっと色々なお話をお聞きしたいと思った次第です。





水野治太郎著「喪失を贈り物に変える」


(法学館法律事務所HPより)

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2014年7月22日(火)
[於:柏・第一ホテル]
学期末クラス会

1学期が終了するこの日、クラス会が開かれました。
約50名の参加者で、各班毎のカラオケで賑やかに懇親を深めました。

残念ながら本日の出席者数が減ったため2班で予定していた二次会は、別の機会に延期となりました。

(柏第一ホテルHPより)

2014年7月22日(火)
[於:柏・教育福祉会館2階大会議室]
第6回講義

<講義>
・「いざという時のためにー介護・葬儀・相続・お墓ーエンディングノートの書き方」 講師:長江曜子

長江講師によれば、生を終えての旅立ちを儀式化することは、生命の大切さを次代に伝える文化伝承である と。 また、ご自身のご両親を見送った経験談からエンディングノートの必要性も説かれ、大いに参考となったが、葬儀というものが今後ごく身近に行われることを踏まえると、もっと個別具体的な情報をお伝え頂ける機会が必要ではとも感じた次第です。




(NPO法人あかねHPより)

2014年7月8日(火)
[於:柏・教育福祉会館2階大会議室]
第5回講義

<講義>
・「小金牧を歩く」 講師:青木更吉
・「シルクロードの歴史と文化」 講師:欠端實

青木講師によれば、江戸時代には、北は川間、南は八千代台に渡り徳川幕府直轄の牧が広がっていた。それらは明治以降開拓され、初富〜十余三村が誕生した。往時を偲ばせる遺構として、柏2小近くに捕込(トッコメ)が、流山十太夫にはオランダ観音が、南柏には牧の木戸があったことがバス停名に残っている。我々が住むこの地の歴史の一端を知ることができました。

欠端講師からは、シルクロードの大陸をまたがる大きな交易ルートの数々の流れを概説いただきました。草原ルート、オアシスルート、海上ルート、南西ルートが中国と欧州を結んでいた歴史の何と雄大なことか? 島国日本と大陸諸国との文化的・社会的環境の差が現在に至るまで影響しているとのご指摘がありましたが、然もあらん、と 感じました。
この日、所要があり、前半だけの聴講でした。残念でした。





鹿狩絵図 (大久保忠寛家蔵) (柏市HPより)


(Wikipediaより)

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2014年6月24日(火)
[於:柏・銀座アスター ベルシーヌ柏]
2班懇親会

講義後、2班の懇親会が開かれました。
都合がつかなかった1名を除き12名でゆっくり懇談することができました。
ようやく、名前と顔が一致したようです。




(銀座アスターHPより)

2014年6月24日(火)
[於:柏・教育福祉会館2階大会議室]
第4回講義

<講義>
・「高齢者の旅の楽しみ方」 講師:山本紘太郎
・「佐倉宗五郎伝説」 講師:中谷順子

山本講師によれば、「旅」とは、非日常を求めて自らが演出することで、目的地までの行程で出会ういろいろな出来事を楽しむもの、とのこと。
経験談を語られた一つに北海道での出来事があったが、私自身、学生時代の春休み・夏休み・冬休みに、一人で何度も訪れヒッチハイクで出会い、お世話になった方々の事を思い出しました。正に、自由な旅を楽しんでいた良い思い出でした。
また、「高齢者の旅」については、テーマを見つけて気の合った仲間と無理せず行うのが要諦とも。

中谷講師からは、佐倉宗五郎伝説を主に歌舞伎の世界から解説いただきました。名セリフとして「願いのために江戸へ出て、思いの外に日数を経、忍んで帰る故里も、・・・・依然に変わりし所の有様、ハテ、情けない時世じゃなア。」をご紹介いただきました。時代は変わっても、同じような光景ですねとのコメントに、一同妙に納得でした。増税に苦しむ現代にも義民が求められているのでは??と感じる次第です。






(礼文島観光協会HPより、利尻富士を望む)



(宗吾霊堂HPより、縁起図)

2014年6月10日(火)
[於:柏・教育福祉会館2階大会議室]
第3回講義

<講義>
・「菜根譚」 講師:守屋洋
・「心の化粧」 講師:岩下宣子

『菜根譚』については、新聞記事を読んでいたので、非常に興味がありました。
守屋講師によれば、数ある中国古典の中で真っ先に読むべきものとしてこの「菜根譚」を勧められていました。本書には現代でも通じる処世の知恵が詰まっており、いろいろな人生の場面でヒントになることが書かれている由。読破するのは今からでも遅くはないとも。

岩下講師からは、人と人とのつき合いにはマナーが必要であり、笑顔の挨拶などは結果的に自身の脳の活性化、ひいては人生の喜びが得られるものであるとの主旨のお話しをいただきました。




守屋洋著「決定版菜根譚」。


岩下宣子著「図解社会人の基本マナー大全」

2014年6月4日(水)
[於:柏・アミュゼ柏クリスタルホール]
平成26年度上期合同研修

この日、柏シルバー大学院恒例の合同研修会が開催されました。開演30分前には、アミュゼ柏・クリスタルホールの約400席は満席でした。

今日の出演は、公益社団法人落語芸術協会所属の宮田章司氏で、演目は、「江戸売り声」。
漫談家としての素晴らしいおしゃべりと、良く通る明るい綺麗な売り声を堪能しました。

豆腐の話では、根岸の豆腐料理屋「笹乃雪」、御行の松が紹介されたのが印象に残りました。




講演される宮田章司氏。

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2014年5月27日(火)
[於:市川]
校外研修・千葉県現代産業科学館見学 他

この日、朝方まで雨が降っていましたが、集合時間の9:50には、雨もあがってくれました。
はじめに現代産業科学館2階の展示を見学後、放電実験を見学することができました。
3種類の放電現象は、大音響を伴うものでなかなか迫力がありましたが、瞬間的な現象であることと、結果として何かが変化するものでもなかったので、科学館の展示としては、今一つ突っ込んだ内容にして欲しかったと感じたのはハットさんだけでしょうか?
見学終了の12時まで、体験型展示で遊びましたが、小学生までの見学には適しているのでは?

近くのレストランで昼食後、我々2班は、希望者のみで東山魁夷記念館法華経寺のコースで散策しました。
他の班では、やはり自由参加で2班とは逆コースで散策されていたため、結果的に少人数でのゆったりとした散策を行うことができました。

因みに、本日の2班の参加者は10名でした。

現代産業科学館
放電実験
中央上部で光っているのが放電現象。

東山魁夷記念館

法華経寺

2014年5月13日(火)
[於:柏・教育福祉会館2階大会議室]
第2回講義

この日は、次の班が当番班として、受付と教室の準備を担当。自主運営のため、皆さん初めてのことが多すぎて、映像機器のセッティングに戸惑うこと、しきりです。
<講義>
・「落語」 講師:山遊亭金太郎
・「腰痛・膝痛の予防と対処法」 講師:佐々木史博

金太郎師匠の落語界の内輪話から落語の楽しみ方について、2時間では物足りない講義でした。
日本の誇る話芸を直に垣間見ることができました。

ぎっくり腰を先週経験したばかりの我が身には、千葉西総合病院の理学療法士佐々木先生の話しはよく理解できました。
もっと早くご指導いただけたらと悔やむのみです。




(公益財団法人 落語芸術協会HPより)
真打:山遊亭 金太郎
我孫子市在住

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2014年4月22日(火)
[於:柏・教育福祉会館2階大会議室]
初講義

この日、当番班として、受付と教室の準備を担当するため、9時に集合。初めてに付き物のハプニングが色々ありましたが、無事初講義を受けることができました。
<講義>
・「話し方と人の幸せ」 講師:田村隆昌
・「旅と酒の歌人 若山牧水」 講師:稲沢秀夫
 牧水の人間形成の背景ともいえる家族構成や園田小枝子との関係について知ることができた。
講師は今年86歳になられるが非常にお元気で、『聞書谷崎潤一郎』を著されたことからも察せられるとおり、文人の私生活の実態を熟知されていることが窺えて、なかなか面白い講義であった。
<ハットさんのお気に入り>
「白玉の歯にしみとほる秋の夜の 酒はしづかに飲むべかりけり」
「それほどにうまきかと人のとひたらば なんと答へむこの酒の味」





(若山牧水 Wikipediaより)
1885年8月24日〜1928年9月17日(享年43)
一日1升〜2.5升の酒を飲まれていた由で、死因は肝硬変。

2014年4月9日(水)
[於:柏・教育福祉会館2階大会議室]
入学式

第32期研究課程1年の入学式がありました。
総勢75名(男性:39名、女性:36名)が入学し、これからの3年間、ともに学生生活を送ることになります。
平均年齢は、??ですが、皆さん元気な方ばかりです。
学級の運営は、6班に別れて、各班から運営委員を選出して自主運営することになります。

<出身学園構成>
京葉学園(地域・社会・園芸)、江戸川台(社会・陶芸)、浅間台(園芸)

<居住地構成>
我孫子市、市川市、印西市、印旛郡、柏市、鎌ヶ谷市、白井市、千葉市、流山市、野田市、船橋市、松戸市






入学式

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柏シルバー大学院・研究課程

 千葉県生涯大学校を修了した後も、さらに自主的に学習を続け、社会環境の変化に順応する能力を高め、校友の輪を広げ、併せて社会活動に参加し、生き甲斐の高揚に資することを目的とし、千葉県生涯大学校の卒業生有志80人が、柏市を始め東葛飾地区各市のご理解を得て、昭和56年5月に自主学習団体として設立され、以来、学生による自主的な運営を原則として今日に至っている。

 ・研究課程 3年 (1年、2年、3年)
 ・生涯課程 15年 (E組,D組,C組,B組,A組)

 学習内容は、政治、経済、時事問題、医療、福祉、IT技術、気象、文学、歴史、芸術等の分野にわたる。また、校外では、名所旧跡や博物館、展覧会、劇場、社会施設などを見聞し研修。学習日数は、月2日、年間18日のほか、年3回の校外研修および年2回の合同研修が行われる。
 
 各学期終了時、各授業の評価表を各人が提出するシステムとなっています。

 研究課程は、一クラス75名編成となっていますが、生涯課程からは、教場の都合から55名に限られます。今までの実績では、自然な減少により50名程度に収まっていた由ですが、昨今、皆さん元気な方々が増えたためか、どのようにして定員内に絞るかが、クラスでの悩み所です。

 千葉県生涯大学校の学制が見直しされたのに伴い、2015年度の学生募集においては、生涯大学校を2年以上修了された方を対象とすることに変更されました。
 ・・・・応募者数は、267名とのことで、抽選倍率3.6倍の狭き門となっている由。(2015年1月13日)
    また、応募者の平均年齢は69歳とのことで、シニア世代の向学心の旺盛さを今更ながら感じた次第です。

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